本日の日本農業新聞に私たちの研究成果が掲載されました！

牛伝染性リンパ腫ウイルス（BLV）は牛のBリンパ球に感染し，リンパ肉腫（ガン）を引き起こす腫瘍ウイルスです。BLVに対する治療法やワクチンはなく，完治しないため，感染拡大を防ぐには感染牛を隔離するなどの対応策しかありません。近年、生まれつきウイルスが体内で増えにくい体質の遺伝子（抵抗性遺伝子）を持つ牛が注目されています。抵抗性遺伝子を持つ牛は、体内のウイルス量が非常に少ないため，他の牛に感染させたり，ガンを発症したりするリスクがほとんどありません。そこで私たちの研究チームは、ウイルスの感染量と牛の抵抗性遺伝子を同時に検査する安価な技術を開発しました。この研究成果は、ご支援いただいた資金の一部を使って実現することができました。

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