貧乏苦学生時代

新着情報で貧乏苦学生だった。。。と書いたら

「今時、どんな生活してたんだ？」とメールが来ました

 

今時…と言っても もう、学生時代が３０年以上前の話です

 

子供時代は更に昔です

 

子供の頃、両親は脱サラして商売を始め　一家は風呂もない、親戚の敷地内にある小屋のよう所に住まわせてもらってました

 

底辺を這うような暮らしですが、昭和４０年って　まだ珍しくなかったように思います

 

高度成長に乗ってなんとか、アンクルトムの小屋から出れましたが、商売をしてる両親を見てると、苦労をしてる姿が焼き付いてますから贅沢は敵でした

 

高校は奨学特待生を取り、３年間学費免除でした

小さい頃から読んでた 赤毛のアン　あしながおじさんのヒロインは奨学金をとってましたから、自分も狙って取りました

 

大学は私立に行くことになり、親には大変、申し訳なく思いました

獣医大ですから　６年もあるし

理系なので、あまりバイトも出来ません

 

家庭教師や塾講師、教授の助手などして稼ぎました

その頃は携帯電話もないし

かといって固定電話の権利（当時は６～７万してた）など買えません

研究室に入る４年生まで電話を引きませんでした

 

親にしたらジャワ原人といえ　娘が九州から関東へ出るのに電話もなく連絡が取れないので、相当 心配したと思います

 

家を出る日、父が玄関で泣いてるのを見て驚きました

嫁に行くわけでもないのに（それどころか、まさか売れ残って生涯、独身ですが）

親の心子知らずです

 

大学でも特待生をとれたけど、賞状とメダル、１０万円が貰えただけで、学費免除になりません

 

しかし山口県が奨学金を出しているので、それに応募しました

それで山口へ就職する流れになりました

（返済が免除になるのです）

 

生活は質素で　今と変わらず図書館で本を読み、地味なバイトをする暮らしです

成人式も　当時は１/１５固定ですから　１日のために帰省するのは金がかかるし振袖など、学費で金がかかってるので要らないし　帰らないと言いました

 

そういえば大学の謝恩会も欠席でした

 

結婚もしないし

 

成人式もなし

 

人生の華やかなシーンが皆無です

 

走馬灯でもジャージかスエット姿でしょう

 

社会人になっても田舎だし　非社交的なので地味です

 

お洒落な店で食事中　暗転したと思ったら　花火がぶっ刺さったケーキが出てきてハッピーバースデーの歌で誕生日のお祝いされる。。。

 

　そんな夢のようなこと、未来永劫　３万回、生まれ変わってもないでしょう

 

でも　エマーソンの言葉に

 

この世で幸福以上の何かを求める人は　幸福の分け前に与れなくても不平を言ってはならない

 

というのがあります

 

隙間産業的な事しか　小さなことしか出来ないけど

きっと神様は　結婚も 華やかな青春も 思い出もないけど、

猫と猫を助ける人の味方であるように。。という役目をくれたのだと思います

 

でも 今回、このクラウドファンディングで頂いた皆様からの支援や激励のコメントは１つ１つが華やかなラッピングされたプレゼントのように思えます

ありがとうございます

だから、走馬灯でも　神様はここを重点的に編集

もしくはエンドレスリピートでやってくれると思います