下痢と便秘

病気（感染性・腫瘍・肝臓、胆嚢、膵臓の異常、炎症性腸炎【IBD】、甲状腺機能亢進）以外の原因で猫も人同様、下痢をします

 

食べ過ぎの消化不良・ストレスなどです

 

フードが変わった時も軟便になる子がいます

アレルギーのある子では血便をすることもあります

フードを変える時は一気に変えず、様子をみながら　少し混ぜてみるなどしてあげてください

 

 

止瀉薬は乳酸菌（整腸剤）と併せて出すことが多いです

ディアバスター

ビオイムバスター　共に１錠５０円です

 

ネットでも格安で売っています

 

抗生剤を出す場合は　併用する乳酸菌も細菌ですので　抗生剤で無力化してしまいます

なので抗生剤を使う際は　抗生剤耐性乳酸菌のビオフェルミンR（１錠もしくは１包　３０円）を出します

 

悪いものを排出するために下痢になってることもあるから、止めない方がいいという考え方もありますが、長引く場合　上記のような病気が原因のこともありますので下痢が続く・血液が混じる・疼痛がある・嘔吐もある・食欲がなくなる等の場合は受診しましょう

 

下痢で脱水になる場合もあります

下痢してるから水分を控えさせようなどというのは禁忌です

 

 

下痢や軟便になる子もいれば　便秘になりやすい子もいます

 

この場合も　病気（ポリープ・腫瘍・異物誤飲・神経疾患【脊髄・椎間板】・毛球・肛門周囲の炎症【疼痛】・高カルシウム血症・甲状腺機能低下症・低カリウム血症）以外で便秘になることもあります

 

水分不足やトイレが汚いなどです

ストレスでもなります

引っ越しをした・センスのない模様替えをした・いきなり土佐犬を飼い出したなどです

 

何時でも水が飲めるように　何か所かに水入れを置き、トイレは清潔に管理し、毛球が溜まらない様にブラッシングしてあげましょう（脱毛・薄毛の原因になったり、ブラシの種類や力加減では皮膚も傷つけるのでやり過ぎは禁物）

 

上記病気以外の便秘なら　浣腸や緩下剤という手もあるけど、オリーブオイルや無塩バターを舐めさせる・飲ませるという手段もあります

 

巨大結腸症を防ぐためにも重症化させないよう気を付けましょう

 

 

巨大結腸症；長期にわたる結腸の拡張で結腸の平滑筋や神経に不可逆的変化が起きて無力症になり巨大結腸となること