母の日に

この時期、仔猫が捨てられてる‥というのが多いです

 

母猫が子猫を見限る・・・育仔放棄というのも　あるし

 

不幸にも　母猫が交通事故とか　人による虐待で仔猫のもとへ戻れない

子猫をつれての引っ越し時に子猫がはぐれる　迷子

カラスの襲撃というケースも　悲しいかなあります

 

中でも切ないのは　人が子猫を袋などに入れて遺棄することです

コンビニのゴミ箱に入れられてたケースもあるし

キャリーに入れて公園に置き去り・・・というのもありました

 

へその緒と胎盤がついたまま　ネズミのような　。。というか

虫のような　子猫がゴミのように袋に入れられてたこともあります

 

こんなことをする人間が憎いし

仔猫が不憫だし

母猫にも残酷です

 

親猫はきっと子猫を探してるだろうと思うと　怒りで震えそうです

 

ボランティアさんは必死で　ミルクを２～３時間おきにやるため

目覚まし時計セットで２４時間、面倒をみます

自分もしたことはあります

 

母猫も一緒に保護出来れば、母猫が授乳してくれるので楽ですが

 

初乳も飲んでないと免疫も　栄養も低いし

そもそも母猫も野良だから栄養状態も悪いわけです

 

猿・ウサギや人間、モルモットは胎盤から主に免疫を獲得します

 

牛・豚・馬・山羊・羊などは初乳を介してのみ免疫が付与されます

 

猫・犬・ラット等は両方から抗体が移行します

しかし胎盤からは僅かで　初乳からの移行抗体がメインです

それだけ初乳は大事なんです

栄養だけでなく

免疫もだし、胎便を排泄させるなど初乳の役割は多いのです

 

 

不思議でしょう？動物種で差があるし

胎盤そのものメカニズムに動物差があるのです

 

月経もそうです

月経は人を含め高等霊長類しかないのです

 

え？犬も出血してるよ？というかもしれませんが

あれは月経でなく、発情出血なのです

 

発情前期に出ます

 

牛は発情の後です

 

なので種付けのタイミングを狙ってて　牛に出血があると　タイミング逃がした～

となるのです

 

仔猫ラッシュのこの時期、可愛い姿を見れる一方、残酷な外の事情があります

 

母猫にしても　エサも貰えない外の猫では　普段の暮らしも大変なのに　栄養が要る出産・子育ては命を削るようなものです

生まれてきた子猫も生き延びられない個体が多いです

一杯、産んで　一杯、死ぬ。。。そういう戦略の生き物だとしても

見るのは非常に辛いです

TNRは過酷な母子猫の環境を考えても必要な事だと思います

 

今度の日曜は母の日です

親不孝街道をフルスロットルで驀進してきた私です

結婚もしない

孫の顔も見せられない

貧乏

 

３重苦です

 

貧乏ですが　詳細は　個人的な事情で書けませんけど　 昨日から母を引き取って暮らし始めました

 

困窮していますが、なんとか母を食べさせていこうと思います

自分には子供もいないし、母に返すことしか恩返しができません

１６歳から車の運転して仕事をして底辺を這うように生きてきた母です

（無免許で１５歳から乗ってたそうです）

 

貧乏でも

人の顔色を窺ったりせず、安寧な精神で暮らせる、自己決定権がある

それが幸福だと思います