前の記事で　７７７記事目でした　

方向性も　意義も　見失いつつある　この活動報告も７７８記事目です

 

たまには獣医らしいことを書かないと　ただの情緒不安定　貧乏ブログみたいになってる

 

　　Σ(´∀｀；)　いけんちゃ

 

以前、行き倒れの猫の爪のところから蛆が出てきた話を書いたと思うけど（それすら確認不可能な記事数・タイトル適当なので　サルベージできないし　私の妄想で 実は 書いてないかもしれないが）　

 

先日、開業以来 ２度目のハエ蛆症を診ました

 

 

休診日、寝腐ってる所に　電話が掛かって来たんです

 

　　⊂´⌒⊃･ω･) ⊃　ﾀﾞﾗ～ﾝ　☎！~~~~~~(b･ω･)ﾓｼﾓｰｼ☏

 

高齢の犬の尻から蛆が湧いてる！という「聞かなかった事にしていいですか？！」とそのまま、電話を切りたくなるような内容でした

 

　（∩ﾟдﾟ）ｱｰｱｰきこえなーい

 

そういう訳にもいかず　即！準備して現地にチャリで爆走しました

 

見ると　直腸からでなく陰部から蛆が、湧いてます　( ；´Д｀)ﾋｨｨｨｨｨｨｰ

 

犬は高齢で　寝たきり　強制給餌で　命を繋いでる。。。と言う状態です

 

床ずれなどにハエが卵を産み付けることは　よくあるのです

 

行き倒れの猫の時は　爪の所に傷があり、そこに産み付けられてましたが・・・

 

今回は陰部でした　寝たきりですが　日向ぼっこに 芝生に出してあげてたそうです　

屋外で 犬が寝たきり状態なら、そうなるよね～　という感じです

 

蛆が出てきたところはブツブツと凹んでて　蓮コラが苦手の自分は、戦慄です

蛆も不気味だし

 

気温にもよるけど卵から蛆になるまで３日前後ですから、２～３日前に産み付けられてんだろうと飼い主に言いました

 

オスバンを希釈して、患部を洗浄した後、生理食塩水で洗浄しました

 

蛆も呼吸をしないと生きていけないから、組織の奥に入ることはないし、下手に殺して卵が皮膚に遺残するのもかえって悪いので、処置は以上です

 

抗生剤も全身に作用させるには　犬の状態が悪すぎるので しませんでした

 

（蛆を使って壊死した組織を除去する治療があるくらいですから　蛆を取り除いて 洗浄すれば十分と判断しました）

 

 

目の方は大丈夫でしたが、念のため　ゲンタマイシン点眼薬が４月で期限が切れるのがあるので

１０本ほど渡しました

 

なんなら陰部にも掛けて　蛆がまだ出てきたら　それで洗い流して…と伝えました

 

飼い主さんが「お代は いか程？」と言ってきたけど　要らないと答えました

 

このお宅は 過去、外猫を何頭もTNRしたり、仔猫を譲渡したり　試供品のフードを持っていったりしてきたのですが、お金をくれた事はなく、家庭菜園の野菜を出してくるのです

 

　　(´･ω･)⊃🥕　🥒　🥬　🍅　🥦　🍆c(・ω・`)

 

飼い主の方も高齢で　お仕事はされてないし・・・生活、厳しいのだと分かります

 

そしたら いつものように大根とほうれん草、ブロッコリーを畑から切って持って来てくれます

　

　　∩(´∀｀)∩ﾜｧｲ♪

 

ですが　それだけじゃなかったんです

 

初めて！！本当に　TNRからの この３年間で　初めて！　現金をくれたんです！！

 

　(´･ω･)⊃💵c(・ω・`)　　しかも１万！！　ェェ(´・ω・`)ェェエ

 

今回の処置で、到底 貰える金額じゃありません

 

固辞しましたが、これまでのを纏めて払うのだ。。。と言うので　遠慮なく頂きました

 

飼い主の方の生活が心配なので、高齢犬に与えやすいフードとシリンジ（流動食用）、外猫の餌、粗品タオルなどを持って行きました

 

犬をみれば　どれほど　この子が大事にされてるか分かります

きっと　ご自分のことは辛抱して、暮らしてるんじゃないかな・・・(´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ

 

私に出来ることは僅かなことです

凄いスキルも設備も、ないし

でも　ささやかな事でも　お役に立てれば。。。と思います

試供品のフード、また持って行こうと思います　(`･ω･´)ゞﾋﾞｼｯ