メッセージリレー第四弾:西川潤子

以前、ある小学校での『クラスコンサート』が終わったとき、一人の生徒さんに「妹とケンカしていたんだけど、音楽を聴いていたら、ごめんね！って仲直りをしたくなったの。先生ありがとう！」と言われたことがありました。その時の嬉しそうな笑顔。その言葉を聞いた私までが幸せな気持ちになったことを覚えています。

学校の音楽室にある「大きなピアノ」は子どもたちにとって実に魔法の楽器です。「何か始まるのかな？」とドキドキ・ワクワクしながらピアノから奏でられる『生の演奏』を聴いているうちに、緊張している表情はいつの間にか柔らいできます。そして、純粋な感情が甦ってくるのです。
このように、生の演奏によって子どもたちの感性を育むことは、彼らの未来に向けての無限の可能性をひき出してくれることなのです。

この企画が、次世代を担う多くの子どもたちにとって、

より豊かな社会を築くための一助となることを信じております。

一人でも多くの皆様がこの企画にご賛同頂ければ幸いです。

どうぞ宜しくお願い申し上げます。

西川潤子