【活動報告】どうしてもお伝えしたいこと

皆様、お疲れ様でございます。

（社）保護猫応援ファームです。

 

保護猫活動を続けてきて、「野良猫」と真正面から向き合い、色々と経験してきました。

 

「野良猫」に対する固定概念。

「野良猫」に対する偏見や無知。

 

『「野良猫」は過酷な環境下にいます』と言っても

 

それは一体、どんな環境下にいることを指しているのか？

 

彼らの状況を目の当たりにしてきて

 

特に「人間に捨てられた猫」「遺棄猫」は

災害等によって人と離れてしまった猫に非常に近いと、私は感じています。

 

遺棄猫の場合、突然、捨てられるというショック

 

箱や袋に詰められ、車に乗せられ、見知らぬところに連れてこられ

 

大きな音や聞いたことのない音に震えながら

 

唐突に放り出されたその状況

 

突然、生死の危険に襲われ

居場所がなく、食べ物、飲み水がなく、極限の温度下に置かれます。

 

これは、相当なショックです。

 

その日から、恐怖に怯えて隠れ、動けずにそのまま亡くなるのか

本能的に這いずり回りながら、食べ物飲み水を探して放浪するのか

動いたところを狙われて、轢かれて、やはり亡くなるのか

 

辛い話ばかりで申し訳ないのですが

保護猫活動をしていると、本当に、このどれかの話や現場に遭遇します。

 

そして、「野良猫の面倒をみていること」について

私自身も、親族友人知人にさえ、多くの偏見を持たれ、傷つくことが多いのですが

 

それは、「野良猫」に対する無知、偏見からきていることがとにかく多いです。

 

・ペットは家族

・ペットは人間のパートナー

 

しかし

 

・遺棄された動物たち

・保健所に持ち込まれる動物たち

 

私たち人間は、本当に、何をやっているのでしょう

 

表現することが大変難しいお話ではありますが

この度、震災で飛び交う情報を見ていると

 

私たち人間が思いやりやいたわりの心をもてるか、もてないかは

 

情報量の違いや認知度、無知や偏見、固定概念により

こんなにも大きく差が出ている、と、感じざるを得ないのです。

 

どういう状況なのか、本当の姿を知っているのかどうか

 

想像できるか、できないか

 

 

どんなに過酷な環境にいたとしても

手を差し伸べる必要性を感じるかどうかは

無知や思い込みによって判断が変わってしまう。

 

「野良猫」は、「人間によって極限に追い込まれた猫である」という事実が

もっと多くの人たちに伝わってほしいと思っています。

 

（社）保護猫応援ファーム