メンバーの想い〜杉田文香〜

私は、4年間、国内、国外において本当にたくさんのスポーツイベントを行ってきました。「子ども達とスポーツの楽しさを共有する」という理念の下に、様々な子ども達とイベントを行い、限られた時間の中で、その場の子ども達にスポーツの楽しさを感じてもらうために、毎回試行錯誤してきました。それでも私たちの1人ひとりの、1回の影響力は正直大きくはないです。日本ではスポーツに対するネガティブな感情を持っている子は少なからずいて、そのような子たちの気持ちを数十分の関わりの中で劇的に変えることは難しいし、ラオスなどの国で、私たちが変えられるスポーツ環境にも限りがあるからです。しかし私たちが行ったスポーツイベントの時間、子ども達に渡した一つのボールや一枚の運動着が、子ども達の心に何かを残すのではないかと思っています。その子ども達が大きくなる過程で、どこかのタイミングで、選択肢としてスポーツを選べる。そのためのきっかけになったらいいなと思い、この活動を行っています。