母ちゃんとの思い出

僕が餌やりを初めた頃、黒猫の母ちゃんという子がいました。

 

母ちゃんは一年に一回子供を1匹だけ生んでたらしく、僕と出会った頃は、老猫でした。

なので手術もせず、見守った子がいるのです。

 

母ちゃんはどんどん衰弱していって、餌場に来るのも、ヨロヨロとやってきていました。

 

もう長くないのかもと思いながら
その日もやってきました。

 

だけどご飯も食べず、足元でバタンと倒れ、当時
夜遅くだったし、深夜の病院代は高いし、

そのお金もなく、看取る事にしました。

たまたま夜勤明けで仕事も休みだったので、

公園で母ちゃんと朝まで過ごしました。

母ちゃんは、痙攣を起こしながら、僕がそばにいるか
、身体をあげては確認しながら、やがて
息を引き取りました…僕はそれがもう9年も経つのに忘られません。

 

マラソンのおじさんと言うその公園の周りをグルグル何周もしてるおじさんが居るのですが、

そのおじさんも母ちゃんを可愛がってくれていました。

次の日もおじさんがマラソンをしていたので、母ちゃんが亡くなった事を伝えました。

おじさんは、僕と一緒にワンワン抱き合いながら泣いてくれました。

 

あの頃、僕にもう少し経済力があればだとか、

ペット可の所に住んでいればだとか、

今だに自分が無力で悔しくてならないです。

なので、僕はこのボランティアは絶対にやめません
不幸な猫が増えない様に徹底する事を誓いました。

 

 

今日は有給消化で仕事がお休みなのもあり、何度も活動報告を上げてしまい申し訳ごさいませんm(_ _)m