ジャパンタウンの歴史的な建造物⑤

日々のご支援、誠にありがとうございます。

本日も、ジャパンタウンに存在する、日系カナダ人の歴史的な建造物について投稿していきたいと思います。

⑤FUJI CHOP SUEY RESTAURANT

1931年に、日本式の中華料理を提供するFUJI CHOP SUEY RESTAURANTは建てられました。1936年に設立されたササキ・イチイとワカバヤシ氏が創業したこのレストランは、日系カナダ人家族が行くことができた数少ないレストランの1つで、宴会や結婚式の場としてもおしゃれな場所でした。他のほとんどの地元レストランは男性用で、近隣のレストラン以外の多くのレストランはアジア人には開かれておらず、特に女性や子供は入店で厳しく差別されていたのです。また、日系人の強制疎開中、このレストランはブリティッシュコロンビア州保安委員会によって、日系人を「敵国人」として登録するための場所として使用されたという暗い過去もあります。

私たちはバンクーバー出張の際、FUJI CHOP SUEY RESTAURANTの2階に入らせていただくことができました。2階はサンライズマーケットの責任者の方が管理してくださっており、部屋はとてもきれいな状態で残されていました。今後この場所はジャパンタウン再生プロジェクトの拠点として、歴史館や宿泊場所として使われるという案も出ており、大変価値のある場所となっています。

この出張で、現在もきれいな状態で残されている建物を見て、このような場所を1つでも多く守っていきたいと強く感じることができました。

今後とも、ご支援よろしくお願いいたします。