キャベツの規格外について書こう

キャベツ農家の友達がいまして

 

その友達は当たり前だけど、キャベツを収穫する訳よ

 

収穫した中にはちょっと見た目が悪いキャベツとかある訳

 

商品として出荷は出来んけど、普通に食べる分には何の問題もない

 

でも、今まではそれを規格外として畑に捨てよったんよ

 

でももったいないじゃん

 

スーパーには絶対並んでないけど、それでも良いていう消費者はいっぱいいるんじゃないかと

 

そこで、規格外の無人販売所を始めました

 

価格はスーパーで買う値段よりかなり安くね

 

だって、今まで捨ててたんだから、それがお金になるんなら農家は救われる

 

そしたら、それが売れる売れる

 

近所のおばちゃんにめっちゃ褒められた「ここの安いキャベツは助かるわー、これからも続けてね」

 

買う側にとっても普通に使える（見た目はちょっと悪い（だからスーパーには並んでない））野菜が安く買えるんだから

 

これは、素晴らしい仕組みが出来たと喜んでました

しかし

ある日、先輩のキャベツ農家さんからこんな事を言われました

 

『お前が規格外のキャベツをやすーで売っと、うちらがせっかく作った規格内のキャベツが売れんごつなっどが』（熊本弁）

 

（※あなたが規格外のキャベツを安く売る事によって、我々がせっかく作った規格内のキャベツが売れなくなるじゃないですか）

 

その友達は衝撃を受けた

 

めっちゃ良い仕組みが出来たと思ってたのに

 

仲間のキャベツ農家を苦しめていたとは

 

確かに人間の胃袋の数は変わらずに、今まで捨てられていたキャベツが世に出回ると今まで食べられていたキャベツが売れ残る

 

確かにそうだ

 

規格外キャベツが出回ることによって、キャベツの消費が増えるんなら規格内キャベツは売れ残らんかも知れん

 

でも仮にそうなったとしたら、他の野菜（キャベツと競合する野菜なんか分からんけど、レタスとか？）が売れ残るかも知れん、だって人間の胃袋の数は変わってないんだから

 

捨てられる野菜をどうにかしようと取り組んだ取り組み

 

めっちゃ良い仕組みが出来たと思っていたら、仲間を苦しめていた

 

はい、ここまで読んで勘の良い人はお気づきと思います

 

僕がやってるジャージープロジェクトもこうなるんじゃないかと懸念しております

 

今はね、二頭のジャージー飼ってますよ

 

で、それがお肉になっても大した量じゃないかも知れん

 

でも、最終目標ていうか

 

良い仕組みを作って殺されるジャージー♂をなくそうと思ってる訳です

 

うちだけじゃ無理なので、全国的に真似できる仕組みで

 

もしいつかめっちゃ良い仕組みが出来てジャーオスが全頭救えるようになったとして

 

今まで捨てられてた命が肉になって世に出回るようになったら、他の牛肉が売れなくなる？

 

牛飼い仲間を困らせる！？

 

どうなんだろね

 

いやいや、心配せんでもこれからの時代、食糧は確実に足りんくなるけん

 

て意見もあるかも知れん

 

先週だったか、青汁王子こと三崎優太さんがエックスでつぶやいてた↓

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc891da7fe53a3b3eaa72288cada5e4e3b5998a

 

どうなるか分からんけど、色んな可能性を探りながら

 

食糧難になったら、嫌でも皆んなジャージー育てる日がくるかも知れんし

 

ブラウンスイスって知ってる？

 

これも乳牛なんだけど

 

興味ある人、ブラウンスイスのオスについて調べてみて

 

長くなりすぎた

 

明日もなんか書こう