
マンスリーサポーター総計
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自己紹介
くまんち代表の田勢美代子と申します。
私たちは会津若松市を中心に活動しているグループで、10人ほどのメンバーで植林活動や動物たちのお世話を行っています。
この活動をはじめてから今年で20年になります。
私がなぜクマを飼育するようになったのか、また、たくさんの犬猫を保護するようになったのかを少しお話しさせていただければと思います。
私は現在50歳です。今から21年前、クマが人里にたくさん出没するようになり、世間では連日のようにクマが射殺されるニュースが流れていました。理不尽に殺され続けるクマを見て胸が張り裂けそうな思いでいました。
お腹をすかせてエサを求めて里に降りてきてしまうクマ。生きるために必死です。何もできない自分の無力さにただ涙を流していました。
私自身、20歳の時にリウマチを発症し、全身の痛みと変形していく関節、今までできていたことができなくなっていく不安に絶望を感じながら生きていました。クマが殺されていく現状を見て、車椅子生活になっていた自分に何がてきるかを本気で考えていました。
そんな時に関西地方で活動している団体の存在を知り入会しました。当時、クマがまだ沢山生息している東北地方には支部がなく、しかし、たくさん殺されている現状があり、なんとかクマの捕殺を止めたいという思いだけで福島支部長に名乗り出ました。
そこで活動していた期間は4年ほどで、その間、会津若松市近隣の山々で植林活動や広報活動などを行っていました。
そんな時に出会ったのがふくまつ(生後2ヶ月)です。子グマが1頭で人里近くをさ迷っていると連絡があり現場へ急ぎました。
普通、親グマが近くにいるはずなので決して人が触ってもいけないし、危険なので近くに行ってはいけないのですが、すでに小さなケージに入れられていました。私たちはすぐケージごと山へ戻し、遠く離れた場所で親グマが来るのを待ち続けました。3日間、山中で見守り続けました。
その間、ケージの中ではふくまつがずっと母さんグマを鳴きながら呼び続けていました。「クォークォー」と。母グマが子グマの声を聞けばケージを壊して連れていくだろうと思いました。
しかし母グマは現れませんでした。
今思えば母グマはすでに射殺さされていたのかもしれません。3日目の朝、乳飲み子がこのままでは衰弱してしまうと判断し、はじめて私はふくまつを膝の上に抱き上げました。
ふくまつはすぐさま私の顎にしゃぶりつきました。きっとお母さんのお乳を吸おうとしたのでしょう。用意していた犬用ミルクを哺乳瓶であげたらふくまつはグビグビと飲み干してしまいました。
何も分からなかった自分が、クマを飼育した経験を持つ先輩方からいろいろと教えて頂き、手探りの子グマ育てがはじまりました。
檻を建設する土地探しからはじまり、飼育する為に必要な許可、移送するための許可など、条例や法律などすべてがはじめて知ることばかりで、提出する書類の多さにくじけそうになりながらも、この子グマの親は私しかいないと思い、なんとかここまでくることができました。
その間、両親、家族、仲間たちが支えてくれました。そして、今から17年前にくまんちとしての活動がはじまりました。
保護まもないふくまつ
クマを飼育することでクマの習性なども知ることができ、クマの臆病さや健気さ、賢さ、人の心を読み取る力などを知ることで、よりクマ目線で多くの方々にクマのことを伝えていけるようになっと思います。14年前にも、檻に捕獲され殺処分寸前だったクマ(設楽『したら』くん)を引き取りました。
ドングリの葉っぱ大好き設楽
また、10年ほど前には会津近隣の山間部の役場から道路工事現場近くに巣穴があり工期が遅れるからと母グマを射殺し子グマが残ってしまいどうしたらよいかと相談を受け役場にかけつけました。
身勝手な人間の犠牲になった親子グマ。残された乳飲み子の子グマの授乳に通いながら引き取り先の動物園を探し、受け入れてくれることになった三重県の動物園に届けてきました。
その子グマはプー君と名付けてもらいました。
残念ながら5年ほど前に亡くなってしまいましたが大事に飼育して頂きました。
大内山動物園に保護して頂いたプー君
16年前の冬には、やはり近隣役場から連絡があり、ガリガリにやせ細った子グマが1頭で納屋にうずくまっていると連絡があり、当時協力してくださっていた獣医さんと共に現場に行き、診療所で治療してもらいましたが治療の甲斐なく亡くなってしまいました。
ふくまつと同い年であったであろうその子グマは、ふくまつが体重30キロほどあったにもかかわらず、3キロしか体重がありませんでた。手足は冬の雪道を歩き回ったせいか柔らかい肉球が真っ赤に凍傷になっており、子グマ1頭でどんなに心細かったかと思うと今でも涙がでてきます。
その子グマの名前を「まるまつ」と名付け、火葬して頂き、故郷の山へ埋葬してきました。
これはほんの氷山の一角です。きっと私たちの知らないところでたくさんのクマたちが亡くなっているのだと思います。くまんちで関わった数々のクマたちの死を無駄にしたくないと思いました。
そんな中で、山に捨てられた仔犬、飼育崩壊現場から引き取った犬、野良さんが産み落とした仔猫、置き猫された仔猫、痩せて放浪していた猫、震災で被災した猫、捨てられた亀、ウサギ、アヒルなど様々ないきものたちも仲間入りしました。
現在ではクマ2頭、犬7頭、猫54匹、亀1匹の大家族です。
車椅子生活だった私も、人工関節置換術を受けなんとか歩けるようになり、毎日動物たちのお世話に忙しくしております。病気になり人生のどん底から引き上げてくれたのは動物たちです。
残された人生もすべて動物たちのために使っていきたいと思っています。
すべてのいきものたちには生きる権利があります。人間の勝手な都合で殺されていい命はひとつもありません。それは野生も同じです。
縁あってくまんちへやってきたいきものたちも終生大切にお世話をしながら、今後も1頭でも多くの命を救っていきたいと思います。
タマ一家の猫たち
くまんちで現在保護飼育している動物たちの生活を維持していくには月30万ほどかかっています。
犬猫たちも10歳を超えている子が半数以上を占めており、年々医療費が増大しております。クマたちも昨年ストルバイト結石が見つかり、サプリメントで治療して頂いています。
物価高騰が続く中、フード代や猫砂代も値上がりし、電気代も高騰しております。
どうか動物たちが終生安心して暮らしていけるよう、これからもご支援いただけるとありがたいです。
月々1000円コースからご支援を募っておりますので皆様ご無理のないよう活動を支えていただければと思っております。
くまんちでは犬猫クマの保護飼育を行いながら、動物たちが安心して暮らせる森を目指し植林活動を行なっております。
そちらの活動もご支援いただければありがたいです。
雨にも負けず植林地整備
いつか実のなる木に育ってと願いながら
今年もたくさんのクマたちが餌を求めて街に出てきてしまっています。
最近の夏は特に猛暑で夏場の餌となる昆虫も少なくなっています。
クマは今を生きるためだけに必死に餌を探しています。
本来はとても臆病ないきものです。
わたしたちはクマの本来の姿も多くの方に伝えていきたいと思っています。
夏のとある日の朝 爆睡するふくまつ
櫓の上は涼しい風が入るのを知っている設楽
ドングリが実のる秋は、どんなに美味しい餌よりもドングリが一番大好きです。
ドングリ大好きふくまつ
設楽も夢中で食べています
皆様方の温かなご支援をどうかよろしくお願いいたします🙇
<留意事項>
・ご支援にあたり、利用可能な決済手段はこちらをご覧ください。
・本プロジェクトでは、お1人様1コースへの支援となります。複数コースへのご支援は出来かねますのでご了承ください。
・本プロジェクトでは、毎月の継続的なご支援を募集しています。初回ご支援時に1回目の決済が行われ、翌月以降は毎月10日に決済が行われます。ご支援に関するご質問は、こちらをご覧ください。
・ご支援確定後の返金は、ご対応致しかねますので何卒ご了承ください。翌月以降のキャンセル(解約)については、こちらをご覧ください。
・コースを途中で変更することはできません。お手数をおかけしますが、一度支援を解約していただき、ご希望のコースに改めてご支援ください。支援の解約方法は、こちらをご覧ください。
・ ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合があります。
- 寄付金が充てられる事業活動の責任者:
- 田勢美代子(くまんち)
- 団体の活動開始年月日:
- 2005年11月13日
- 団体の役職員数:
- 5〜9人
活動実績の概要
植林活動や電気柵設置、自然保護の啓蒙活動、及びクマ犬猫の保護飼育を20年続けています。
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プロフィール
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プロフィール

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#子ども・教育
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