
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 125人
- 残り
- 8日
応援コメント
プロジェクト本文
▼自己紹介
特定非営利活動法人兵庫盲ろう者友の会です。神戸市兵庫区に「ひょうご盲ろう者支援センター」を設置し、兵庫県下の盲ろう者支援を総合的に展開しています。
目と耳の重複に障害をもつ盲ろう者についてご存じでしょうか。ヘレンケラーは有名ですが、奇跡の人と呼ばれ特別な方のように思っているのではないでしょうか。兵庫県内だけで目と耳の障害のため困難を抱えている方は千名以上いると想定されています。しかし、そのほとんどの方は、支援や制度があることを知らず、家に閉じこもっていることが想定されます。
阪神淡路大震災の際、神戸市長田区の盲ろう者が被災し、見えない聞こえない中何が起こったかわからず、醬油の瓶がわれたせいでしょう、醤油のにおいが震災の想い出として残っているそうです。彼は、同じように大変な思いをしている盲ろう者を探す活動を始めました。1年後の平成8年に兵庫盲ろう者友の会を設立、毎月の交流会の開催、支援者の養成を経て、行政より「盲ろう者向け通訳・介助員派遣事業」「同養成事業」の委託を受け、平成28年に日本で3番目になる「ひょうご盲ろう者支援センター」を設立しました。
盲ろう者のコミュニケーションは様々です。手のひらに書く手書き、指の上に点字の規則で打つ指点字、手話を手で触る触手話などがあります。これらの方法は、何度も繰り返し練習をして身に付きます。ゆっくり会話をするのに1年かかる方もいます。しかし、周囲に会話をする相手がいない人たちは、方法を身につける機会がなく、家族とさえ十分な会話がない生活を送っています。兵庫盲ろう者友の会は、こうした方々に学習の場や機会を提供しています。
▼プロジェクトを立ち上げたきっかけ
1.朝来市に盲ろう者の支援者がいない!
朝来市の盲ろう者について相談が入りました。一人での外出が難しくなり、買物も難しくなったとのことでした。機関に問い合わせまし たが、朝来市には盲ろう者の支援だけでなく、視覚障害者の支援者もいないことがわかりました。その後、一人の支援者に勉強をしてもらい週1回の支援を行っています。
令和5年度兵庫県盲ろう者実態調査があり、朝来市内に10名の盲ろう者がいることがわかりました。令和6年度から月1回の交流会が始まりました。朝来市外からも支援者をお願いしました。朝来の障害者の会のメンバーの方にも支援をお願いしました。
2.朝来市に盲ろう者だけでなく、障害者の在宅の支援者が足りない!
交流会の中で、朝来市では日中の支援をしてくれる人が不足していることがわかりました。「行きたいところに行き、やりたいことをする」これを実現したいとの思いが膨らみました。
3.集まる場所がほしい!
「ないなら、自分たちで作っていこう!」メンバーで話し合いを重ねました。「いつでも相談できる」「気楽に集まれる」「できる仕事をしたい」そうしたことを実現するための拠点作りにとりかかりました。
▼プロジェクトの内容
1.朝来市内の空き家を購入、リフォームを行って拠点を作ります
不動産購入:令和7年12月
リフォーム:令和8年4月から6月
2.施設完成、事業開始予定:令和8年7月
拠点で行いたい事業の内容です。
令和7年11月から令和8年4月に「盲ろう者向け通訳・介助員養成講座」と「同行援護養成研修」を開催し、支援者を確保します。
拠点が開所した後、以下の事業を行います。
①障害サービス事業:居宅介護・同行援護・移動支援など 盲ろう者向け通訳・介助員派遣
地域活動支援センター
②相談
多くの障害者は、その悩みを内に抱えがちです。いつでも相談できるよう拠点での相談、訪問での相談を行います。
③生活訓練
家に閉じこもりがち、また、支援を受ける立場に長年慣れてしまうと、やりたいことをあきらめてしまいます。ゆっくり話を聞き、少しずつ様々なことに挑戦できるよう、拠点で訓練を行います。
将来家族から離れて一人暮らしとしたい。そんな方のために、宿泊型生活訓練を行います。
④就労の場
アットホームな環境の中、できることを見つけ就労の場を提供します。
⑤地域住民との交流
カフェの開催など、地域住民と交流を行い、障害者の居場所であるだけでなく、地域の活性化にもつなげます。
▼ご支援金
拠点を設立するために、空き家を購入します。
いただいたご支援は、以下の費用として使用します。
空き家購入費(予定500万円)の一部:200万円
▼プロジェクトの展望・ビジョン
①障害者の理解が広まる
障害者は地域の中で特別な存在として、交流をためらいがちです。しかし、少しの理解があれば交流を楽しむことができます。
②障害者の在宅支援が充実する
障害者は自宅での生活が困難になると、すぐに施設と思われがちです。しかし、生活訓練を受けてできることを増やし、必要な支援を受ける環境があれば、自宅での生活が可能な方はたくさんいます。
③事業の継続
朝来市は人口が少なく、事業開始当初は利用者、支援者共に少ないことが予想されます。実践が理解されれば、利用者が増え、拠点での就労を希望する支援者も増えることが期待できます。
④他地域への波及効果
過疎地では、支援者の不足で同様の悩みを抱えています。今回の実践が他地域での実践につながることを期待します。
▼現在の様子
兵庫県内の他地域の盲ろう者、支援者も積極的に交流会に参加して、絆を深めています。
▼最後に
毎月1回、盲ろう者6名を中心に交流会を開催しています。今後を考えて施設の見学をしていると話をしていました。在宅の支援が少なく、自宅での生活が少ししんどくなれば、施設入所になるからです。
先日、こんな話をしていました。「拠点ができたら、ずっと家で暮らせるね!」私たちは、このプロジェクトを絶対に実現させなければいけません。この言葉が勇気をもらいました。
みんなが元気で暮らせる地域作りのため、皆さんご協力お願いいたします。
- プロジェクト実行責任者:
- 大西民子(兵庫盲ろう者友の会)
- プロジェクト実施完了日:
- 2026年7月31日
プロジェクト概要と集めた資金の使途
特定非営利活動法人兵庫盲ろう者友の会が 朝来市内で 盲ろう者を含む障害者の支援をする拠点を確保します。資金は、不動産購入にあてます。
リスク&チャレンジ
- プロジェクトを実施する上で必要になる資格や許認可について
- 不動産購入後、地域活動支援センターの事業申請を行います。2027年1月ごろの予定です。
- プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
- 必要金額と目標金額の差額は、自己資金と助成金で対応します。
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