Workshop - Creative careers at the Art Gallery

先日、ニューサウスウェールズ州立美術館（Art Gallery of NSW）が主催する、アート業界のキャリアに関するセミナー「Creative Careers at the Art Gallery」に参加いたしました。

 

このセミナーでは、美術館で実際に働くスタッフの方々から、現場のリアルな仕事内容やキャリアパスについて学ぶ貴重な機会となりました。

 

 

🔹ギャラリーの基本情報

 

 

• 約400名のスタッフが在籍し、2つの建物で構成されています。
• 150年以上の歴史を誇り、「アートを通じて人々の人生を豊かにする」というミッションのもと運営されています。
• コレクション管理、展示、教育、デジタルコンテンツ制作、地域連携など、幅広い業務が行われています。

 

 

 

🔹印象に残ったポイント

 

 

• 部門間のフラットな連携体制が強調されており、部門ごとの専門性を活かしながらも協力することの重要性を学びました。
• 教育プログラムでは、遠隔地や先住民コミュニティへのアプローチ、AR技術を用いたデジタルアート教育の取り組みなど、現代的で多様な活動が展開されています。
• キャリアパスとしては、美術大学出身者に限らず、教育や他業界からの転職者も多く、多様な背景が尊重される業界であることを実感しました。
• 第一民族（First Nations）の文化的尊重や表現への慎重なアプローチも、今後キュレーターとして活動する上で非常に重要な視点だと感じました。

 

 

✈️今後の展望

 

 

今回のセミナーを通じて、美術館の運営と教育の現場に対する理解をより深めることができ、私自身の学びの方向性にも確かな手ごたえを得ることができました。

2025年8月より、シドニー大学のArt Curating Graduate Certificateプログラムへ進学予定です。

本プログラムを通じて、アジアの美意識とオーストラリアの多文化的なアートシーンを結ぶキュレーターとしての土台を築いてまいります。

 

 

💐

 

皆さまのご支援があってこそ、こうした学びの機会を得ることができています。心より感謝申し上げます。今後も、学びや活動の進捗を定期的にご報告させていただきます。

 

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

敬具