コウノトリと共に生きる郷づくり~環境保全プロジェクト~

コウノトリと共に生きる郷づくり~環境保全プロジェクト~
目標金額の達成の有無にかかわらず実行者は寄付金を受け取ります(All in 方式)。原則、寄付のキャンセルはできません。寄付募集は12月25日(木)午後11:00までです。

寄付総額

29,000

目標金額 300,000円

9%
寄付者
5人
残り
36日
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プロジェクト本文

人もコウノトリも豊かに住み続けられる小浜市を目指して 

 

~野生コウノトリ最後の繁殖地~福井県小浜市~

 国の特別天然記念物である「コウノトリ」。

 かつての日本には、野生のコウノトリが広く繁殖していましたが、明治時代の狩猟や乱獲、営巣に適した松の木の伐採、そして戦後の農薬による餌の減少や繁殖能力の衰退などにより、昭和46年に一旦絶滅しました。

 小浜市国富地区は、野生絶滅直前の昭和36年から昭和41年にかけ、国内最後の巣立ちとふ化が確認された場所です。

 小浜市国富地区での営巣の様子(昭和30年代)

 

 国富地区は、北川の中下流域に形成された平野とその周辺を山が囲み、地下水に恵まれた広大な水田の広がる地域です。

 この豊かな自然環境が、餌となる多様な水辺の生き物を育み、国内最後の巣立ちを支えた要因であると考えられます。

 

 

 小浜市国富地区を飛翔するコウノトリ(昭和30年代)

 

 地区内の国富小学校では、昭和39年に「コウノトリ観察クラブ」が結成され、小学校だけでなく国富地区をあげて、コウノトリの保護・保全活動が行われてきました。当時の観察記録や剥製は、今も大切に保管され、コウノトリ絶滅の過程を伝える大切な資料となっています。

   

   旧国富小学校に残る観察日記

 

 

 コウノトリの餌池に補給する旧国富小学校児童の様子

 

~コウノトリの野生復帰~

  その後、一旦絶滅したコウノトリの野生復帰を目指し、平成17年に豊岡市で試験放鳥されたことをきっかけに自然繁殖が増え、福井県内でも飛来が確認されるようになりました。

 小浜市の国富地区では、再びコウノトリを呼び戻そうと、平成23年に地域住民有志による団体が結成され、コウノトリが生息できる自然環境を取り戻す活動を再開し、小学生への環境学習や、休耕田を活用したビオトープ整備、水田魚道の設置などの環境保全活動を実施しています。

 

    地域団体によるビオトープ整備の様子

 

    水田退避溝を設置する水田と説明看板

 

 また、令和元年には、国富小学校の閉校モニュメントとして、第1号となる人口巣塔がグラウンドに設置され、さらに、令和2年に第2号、令和4年に第3号となる巣塔が地区内に設置されました。

 

 このように、平成23年からのコウノトリを呼び戻すための自主的・積極的な環境整備活動の成果もあり、令和3年に、57年ぶりとなるコウノトリのヒナの誕生と60年ぶりの巣立ちを見守ることができました。

   それから毎年、同じペアが2号巣塔で営巣し、これまで5年間連続で、計17羽のヒナの巣立ちを見守っています。  

 

    令和3年7月 巣塔の親鳥とヒナの様子

 

 また、前年より別のペアが3号巣塔で営巣していますが。ふ化には至りませんでした。今後も営巣するコウノトリが増えることへの期待や、通年定着に向け、さらなる餌場を中心とした環境整備が必要となります。

 

 

         餌を採るコウノトリ

 

  

       令和7年足環装着の様子

~豊かな自然環境を次世代につなぐために~

 小浜市は、古代より若狭湾からの豊富な資源により「御食国(みけつくに)」として知られ、「食で人々の幸せと地域の豊かさが実現できるまち」(ウェルビーイング)をキーワードに「食」のまちづくりを進めています。それらを育む基礎となったのは、地域の豊かな自然環境です。そこには、多様な生き物が生息し、コウノトリもその一つ。コウノトリは、湿地での生態ピラミッドの頂点に位置しており、コウノトリが生息するためには、生態系のバランスが整っている必要があります。

 本市のコウノトリとの古くからの縁と地域の自然環境を結び付け、守り、次世代につなぐことは、本市の特色である豊かな「食」を育む礎となります。 そこで本市では、令和6年3月に、「自然・食・農が融合し人もコウノトリも豊かに住み続けられる小浜市」を目標に掲げる、コウノトリをシンボルとして「コウノトリビジョン」を策定しました。また、令和7年3月には、同ビジョンを具体化した「コウノトリアクションプラン」を策定し取組を推進しています。

 

      コウノトリビジョン

 

https://www1.city.obama.fukui.jp/kurashi/eisei-kankyo/kounotori/p006495.html

 

 

   コウノトリアクションプラン

 

https://www1.city.obama.fukui.jp/kurashi/eisei-kankyo/kounotori/p006798.html

 

~クラウドファンディングの概要~

 

▼今回の寄付金の使途

 

 本市では、令和3年の営巣をきっかけに「コウノトリの郷づくり事業」を実施しています。具体的には、コウノトリが営巣したときの監視やヒナへの足環装着のほか、検体の採取による性別判定、餌量や餌場の調査、ビオトープの修繕による環境整備を行っています。 

 ご支援いただいた資金は、今年度実施するビオトープの整備や退避溝(たいひみぞ)の整備、巣塔の監視システムの整備に活用させていただきます。

 

●水田ビオトープや退避溝の整備

 毎年、”誠(J0206)”と”はるか(J0196)”が営巣する国富地区の近隣に位置する遠敷地区で水田ビオトープや退避溝の整備をします。

 

 遠敷地区では、餌場環境の整備として、休耕田を水田ビオトープとして新たに整備するとともに、水田の中干期等の渇水時に水生動物が逃げ込む溝(退避溝(たいひみぞ))を新たに整備します。

    遠敷地区水田ビオトープの整備予定地

 

●巣塔監視システムの整備

 令和6、7年の2年連続で、J0314(オス)とJ0331(メス)のペアが営巣をしており、新たな監視システムの整備を行います。

 

 国富地区では、”誠(J0206)”と”はるか(J0196)”とは別のペア(J0314(オス)とJ0331(メス))も営巣を行っていますが、巣塔を監視するシステムが1系統しかなく、複数の巣塔での継続監視が困難となっています。巣塔の継続監視は、親鳥の営巣時からヒナの巣立ちまでの様子のほか、他の個体などからの攻撃の状況など、保護を進める上での重要な基礎データとなります。このことから、コウノトリを保護する体制を強化するため、新たな監視システムの整備を行います。 

 

     令和7年の巣立ち直前のヒナの様子

 

      令和7年の親鳥と幼鳥の様子

 

▼目標金額

300,000円

※本プロジェクトは、支援総額が期日までに目標額に届かなかった場合でも、目標金額分を自己負担した上で、上記プロジェクト内容のとおり実行します。

 

●寄附金の取扱い(税制上の優遇措置)について

 本プロジェクトに対する個人様からの寄附金は「ふるさと納税」の対象となります。

 ふるさと納税制度とは、自治体への寄附額のうち2,000円を除く金額が所得税、個人住民税から控除される制度です。控除を受けるためには、小浜市からお送りする「寄附金受領証明書」を添付の上、ふるさと納税を行った翌年に確定申告をする必要があります。

 ただし、確定申告の不要な給与所得者等は、ふるさと納税先の自治体数が5団体以内である場合に限り、ふるさと納税を行った各自治体に申請することで確定申告が不要になる「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が利用できます。

 ワンストップ特例制度を利用される方は、寄付を行う手順に、ワンストップ特例の利用希望を確認する選択肢が表示されますので、「希望する」にチェックをしてください。プロジェクトの終了後に、申請書一式を郵送します。

※寄附をした方の給与収入や家族構成、各種控除等に応じた控除額の上限がありますのでご注意ください。

※このプロジェクトは目標金額の達成有無に関わらず、寄附をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。

※寄附金受領証明書の名義・発送先は、原則としてご寄附時に入力したお届け先の宛名と住所となります。

※寄附受領日は入金日となります。

※なお、ご寄附後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご寄附時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご寄附時に入力いただいた宛名と住所に寄附金受領証明書をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。 

 

プロジェクト実行責任者:
杉本 和範(小浜市役所)
プロジェクト実施完了日:
2026年3月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

 本市では、令和3年の営巣をきっかけに「コウノトリの郷づくり事業」を実施しています。具体的には、コウノトリが営巣したときの監視やヒナへの足環装着のほか、検体の採取による性別判定、餌量や餌場の調査、ビオトープの修繕による環境整備を行っています。 ご支援いただいた資金は、今年度実施するビオトープの整備や退避溝(たいひみぞ)の整備、巣塔の監視システムの整備に活用させていただきます。

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