「見守りスタッフ付きキッズスペース」に込めた願い

出張キッズスペースママキャンの大塚です。

皆さま大変お世話になっております。

クラウドファンディングをスタートして5日目、皆さまからいただく温かなご支援、応援メッセージ、各種ご協力など、大変有り難く感じています。

 

昨年度末まで公務員をしながら男児2人を育てるワーキングマザーをしていた私が

この春からママ向けイベントを始めとした出張キッズスペースママキャンの活動をスタートさせるに至ったきっかけ・経過をお伝えさせてもらおうと思います。

 

正直なところ、一年前の私は自分が退職してまさかクラウドファンディングをするなんて想像もしていませんでした。

一年前の夏、当時、「地域コミュニティが地域課題を解決しながら稼ぎ、組織を継続させていく」ということに興味があり、「稼ぐ」方法を勉強して今後の職務に役立てるつもりでプチ起業講座への参加を決めました。

講座の中でビジネスプランを立てる際、テーマが全く思いつかずに悩む私に、講師の方が「社会の中で問題だと思うこと、憤りを感じることをテーマに繋げられるかもしれない」とアドバイスをくださいました。

そこでピン！と来たのです。

 

「あ！私は子どもの悲しいニュースが大嫌いだ！」

 

当時、児童虐待、特にネグレクト（育児放棄）の報道が続いていました。

多くの方が憤りを感じていたと思います。

 

 

なぜこんなことになってしまったのか

 

きっと報道される母親も、自ら望んで悲しい事態を引き起こしてしまったのではなく

本当は「もっと子どもと笑顔で過ごしたい、愛情を注いであげたい」と思っていたのでは

 

どこにも頼る先がなく、こんな事態になるまで追い詰められてしまう母親・子どもたちを少しでも助けてあげるようなことはできないだろうか

 

 

とはいえ、まだ手の掛かる子どものいる私自身が、児童相談所のように困っているママ・子どもたちの元に昼夜を問わず駆けつけることは難しい。

そこで思いついたのが、見守りスタッフのいる出張キッズスペースのサービスだったのです。

 

 

小さな子どもを育てるママたちは、いつでも愛する我が子が第一優先。

子どもの夜泣きで満足に眠れない。ご飯もお風呂もゆっくりできない。

休日に出掛けて行った先でも子どもを気にしてなかなか楽しめません。

 

そんなママたちのために

例えば街中のおしゃれなカフェに、図書館に、ヨガ教室に、見守りスタッフのいるキッズスペースがあったら

子どもがスタッフと遊んでいる間にママたちは自分自身のやりたいことに集中し

自分の時間を過ごしてリフレッシュできる。

そうすればまた新たな気持ちで愛する我が子に向き合うことができ、ママは子どもの笑顔を増やすことができるはずです。

 

この出張キッズスペースの活動は、単にママたちが楽しむためのサービスでなく、

子育てに不安や困難を抱える母親の助け舟となり、子育て（孤育て）で追い詰められ悲しい思いをする母親・子どもを減らすことにつながる一助になれると考えています。

 

話のスケール感が大きくなってしまい恐縮ですが、今回私が新潟県の片田舎・見附市で始める「出張キッズスペース」の活動が、新たな子育て支援の形としてその価値を社会に認められ、最低限に留まりがちな公共の子育て支援としてではなく、社会全体で担う子育て世代への支援兼サービスとして普及していって欲しいと願っています。