現代詩の母、永瀬清子。その生家を改修し"詩作の聖地"へ。

支援総額

3,031,000

目標金額 2,500,000円

支援者
219人
募集終了日
2020年4月24日

    https://readyfor.jp/projects/31356?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2020年04月23日 12:55

「熊山について」

「熊山について」

 

 県庁の社会教育課に勤めていた時、自分のちょうどすぐ左の席に、世界連邦事務局の事務員として永瀬さんが来られた。

 永瀬さんと、熊山について話し合ったことがある。その頃、自分は、万富駅から通っていて、永瀬さんは、まだ岡山市南方の家に移られてない頃で、熊山駅から通われていた。「熊山橋を渡る」という詩を見せていただいたことがきっかけだったと思うが、自分が、「万富の方から見る熊山が一番きれいだ。」と言うと、永瀬さんが、「松木から見る熊山の方がいいよ。」などと、互いに少しむきになって話し合った。

 もちろん、見る角度によって、それぞれのよさがあることは当然なのだが、今から思うと、むきになって話しながらも、永瀬さんがそんな会話を楽しんでいたようにも思われる。

 万富の方から見た熊山は、大きな三角形の山塊に見える。特に、夕暮れの熊山に向かって一本道を帰って行くときに、雄大な姿に見えるので、そのことを言うと、永瀬さんは、「松木からは、熊山が連山になっていて、それが刀の刀紋のようにみえるの。」と言われた。実は、その時は、永瀬さんの言われるイメージがほとんど理解できてはいなかった。

 ずっと後に、熊山町の県道を通っていたとき、丁度夕暮れ時で、どれが熊山山頂かわからないのだが、東西に長く連なる山々が、濃淡で描かれた墨絵のように、黒よりも少し青味がかって重なり合っていたのを見て、永瀬さんの言われた、刃紋のイメージを、はっきりと感じとることができた。

(文:小林一郎事務局長)

 

熊山の刀紋が感染症で閉塞した今の不安な空気を、薙ぎ払ってくれたらと願うばかりです。

自宅にこもる中、もしも、時間を持て余していらっしゃるなら、清子さんの言葉にふれてみてください。

「今月の詩・詩を編む(1)(2)」(←永瀬清子生家保存会ホームページ)

 

みなさま、健康に留意してお過ごしください。

リターン

10,000


【クラウドファンディング限定】オリジナル切手セット

【クラウドファンディング限定】オリジナル切手セット

▶︎お礼状
▶︎映像「きよこのくら」鑑賞券(2枚)
※詳細は 5,000円の欄をご覧ください。
▶︎クラウドファンディング限定永瀬清子オリジナル切手(84円10枚シート)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年5月

3,000


生家保存会からの礼状

生家保存会からの礼状

▶︎お礼状
永瀬清子生家保存会より礼状をお送りします。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年5月

10,000


【クラウドファンディング限定】オリジナル切手セット

【クラウドファンディング限定】オリジナル切手セット

▶︎お礼状
▶︎映像「きよこのくら」鑑賞券(2枚)
※詳細は 5,000円の欄をご覧ください。
▶︎クラウドファンディング限定永瀬清子オリジナル切手(84円10枚シート)

申込数
64
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年5月

3,000


生家保存会からの礼状

生家保存会からの礼状

▶︎お礼状
永瀬清子生家保存会より礼状をお送りします。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2020年5月
1 ~ 1/ 14


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る