コロナの状況＠スリランカ

おはようございます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

日本はコロナの感染者数が連日3桁を超え、まだまだ不安な日々が続いております。どうぞ、体調管理には十分お気をつけになって、お過ごしくださいませ。

 

さて、コロナの猛威を振るうのは、日本だけではありません。

昨日、スリランカから、1通のこんなお手紙が届きました。

これは、奨学金を受けることになった里子の女の子から、里親さんに宛てたお手紙です。

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2020年7月

 

親愛なる日本のお母さんへ、

　お母さん、お元気ですか。私は元気です。皆様お元気でお過ごしのことと思います。私はR.　オーシャディ・ヒマーシャです。ダルマパーラ学校の9年生になります。私はティッタウェルワッタという村に住んでいます。

　スリランカは3月ごろからコロナウィルスがひろがり、お正月は家の中で祝いました。（スリランカのお正月は4月13日と14日です）3月からどこの学校も休校になっているのでみんなずっと家の中ばかりで生活しています。スリランカはまだコロナがおさまっていないので、皆自分の健康に気をつけて、感染を防ぐために工夫しています。 

　学校はどこも休校になっているので、校長先生や先生方が色々な方法で学生に授業を行なっています。私も先生から送られる授業で学んだり宿題をしたりして頑張っていきます。

　私は兄と姉がいます。兄も姉も学生です。父と母の仕事は農業です。経済的な問題が多いので日雇い労働者として働くこともあります。父も母も私たち3人のために汗を流して一生懸命に働いています。私もずっと家にいるので父と母の仕事を手伝っています。コロナの影響で農作物が売れなく農家は皆、経済的に非常に困難な状態です。このような環境で生活している私にとって奨学金は勉強の大きな支えです。日本の里親さんに心から感謝しています。

　私は兄と姉と一緒に野菜をつくりました。野菜がたくさんできて、近所の人たちにもくばりました。

　日本もコロナウィルスがひろがっているとニュースで聞きました。心配しています。皆様もきっとほとんど外に出ることができず、家の中で生活していることと思います。コロナウィルスは世界中で大きな問題になっていますね。お母さんのご家族の皆様も日本人の皆様もコロナにかからないようお祈りしています。

　お母さんにお釈迦様のご加護がありますようにお祈りします。さようなら。お返事お待ちしています。

奨学生　R.　オーシャディ・ヒマーシャより

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スリランカでも、しばらくの間、コロナによる外出禁止令が余儀無くされておりました。現在は、少しその規制が緩和されたとは聞いているものの、やはり人々の生活には大きな支障が出ているようです。

普段ですら、食べて行くのに精一杯の生活なのに、みんなそれでも楽しく一生懸命生活をしています。

 

コロナに困っているのは、私たちだけではありません。

世界中みんな、同じ状況下なのです。

こんな時こそ、みんなで手を取り合って、乗り越えていきませんか？

どうぞ皆様からの温かいご支援を心よりお待ち致しております。