私が３Ｄアート教室でやろうとすること

皆さま、こんにちは！３Dアート教室を運営する大島です。

 

まず初めに、支援総額が５７％を達成することができました。皆さまのご支援・応援に心から感謝いたします。

 

さて、本日のテーマは、【私が３Ｄアート教室でやろうとすること】です。

少々長くなりますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

私は、去年の８月からロボット教室を運営し、【ただテキスト通りの授業】をするのではなく、子どもたちが自ら考え、創造し、形にしたロボットを褒めたり、認めたり、他者に認知させたりという活動を行ってきました。

 

ひと昔前では、「携帯電話」といえば２つ折りの電話でしたが、今ではスマートフォンが当たり前で、中学生にもなれば使っている子はちらほらといます。

 

では、その「携帯電話」の中にどれだけの技術が詰め込まれていて、その技術がどれだけの人の汗と涙と努力でできあがり、どれだけの時間がかかっているのかを知っている人は、きっと誰もいないでしょう。

 

それだけ、世の中の技術は当たり前で、誰もが普通に使えることに、誰も驚かないことがきっと普通なのでしょう。でも、ロボット教室に通う子どもたちがそうであっては困ります。

 

彼、彼女らはその根底にある技術をロボットというテーマを通じて学びたいと少なからず思っており、先生である私はそのテーマでこれまで先人が築いてきた技術や生き方を教えていかないといけないと思っています。

 

例えば、教室に通う子どもの一人が【扇風機】を作りたいといって、家で作ったのを持ってきましたが、【なぜか、風が生まれず涼しくない】といって悩んでいました。

家庭に１台は当たり前の扇風機ですが、効率よく風を発生するために回転する羽部分には様々な工夫が考えられています。ですが、【そのことに気づくこと】もなかなかに難しく、そのためには自分が作りたいテーマに沿った【観察】が必要になってきます。

 

この【扇風機】を作りたいという思いを達成するために、【探求する力】が必要になってきます。なぜ、扇風機は涼しいのか？なぜ、扇風機は首を左右に振れるのか？なぜ、扇風機は風の強弱を切り替えれるのか？

当たり前に使っているからこそ、そこにあるからという理由で片付けるのは簡単です。でも、ロボットづくりを目指す子どもたちは、その当たり前に疑問を抱いてもらう必要があります。

そして、自ら決めたテーマを達成するために、その当たり前をよく観察し、理解し、限られた手持ちの部品で再構築する。それが普通の勉強とは異なる大きな力を養ってくれます。

 

そして、私の３Ｄアート教室は、

 

　【自分が作りたいモノを作ることができる教室】

 

を目指します。

 

次回は、教室の具体的な内容についてご説明します。