外猫の厳しい現実

2019年に譲渡を対象とした猫を通勤で使用していたバス停付近で見つけ、保護しました。要は、中々の美形だし、ウイルスチェックも陰性だったので、既に大きくなりかけてはいたのですが、まだ子猫の面影もあるし（4か月だった）、貰い手は必ず現れるだろう！という思惑です。ただ、これだけの理由で外にいる猫を保護することは、既に自宅に複数頭飼養する私にはとても重たいです。本当の理由はすぐそばがバス停、前は車道も歩道も狭いにも拘らず、バス、トラック、自家用車等、交通量の多い幹線道路、隣では新しい賃貸マンションの建設が進み、当初その裏に住み着いていたのが、着工してそこにいられなくなり、隣の賃貸アパートの駐車場に住み着いたのです。また、その猫を見て、可愛い！と言ってキャリーケースを持って追いかけまわしているという人が2人ほど現れたということも拍車をかけました。これでは本当に交通事故に遭います。折しも灼熱の8月。夜、夫にも手伝ってもらい、捕獲しました。結局何が悪かったのか、彼は貰い手が中々見つからず、拙宅の猫になる可能性が高まっています。4か月で里親様が見つからなかった2歳猫を超えた猫を欲しいと思うでしょうか。

この時、実は彼ときょうだいか同期の雌三毛猫が近隣にやはり遺棄されていたそうです。（私の保護したこの猫も当然遺棄）その三毛は運よく里親様が見つかっており、私が彼を保護する1か月ほど前に「さあ、捕獲して、その里親様にお届けしよう」という前の深夜に車に轢かれて死んでしまったそうです。関係者は皆深く悔やんでいらしたとのことでした。すみません、私はその方々と一緒には活動していなかったので三毛の存在は全く知りませんでした。

唐突ですが、そして当たり前なのですが、一度飼育するとなったペットを捨てるのは本当にやめましょう。また、ご自分で飼養できないのであれば必ず去勢不妊手術をしましょう。

★このこは交通事故に遭わずに良かったけど、三毛はあまりにも残念でした。