2022年圃場スタート

　お世話になります。
　2022年稲作スタートにあたり、3月中旬苗箱用の土を圃場から採取しました。
　通常の慣行農法ですと、肥料の入った水捌けの良い丸い粒々の土を買い、そして専門業者から種籾を買い、苗をスクスク育てます。
　私達は、2021年の手取りした自家採種にて、圃場の土を使い、5月苗箱にて育苗します。
　一見肥料は、栄養があり育つのに理に適っていると思いますが、このやり方は、いずれしっぺ返しをくらいます。栄養剤といっしょで、人間と同じです。
　3月は、近くの畑の遊休農地を耕し、一部拡大していますが、その中で勝手に生えてしまいました木(年輪を見たら5〜6年)を伐採、切り株をスコップとノコギリで、10本近く掘り起こしましたが、大変苦労しました。自然に生えた植物の根の張り方は、すごいです。肥料もないのに、この根から土そのものから栄養を取っていますので、根の張り方が重要なのがよくわかります。
　全ては、見えないところに重要性があるんだな、と実感しました。