ニュージーランドの整備事情について

今回のプロジェクトの場所となるのは私が現在住んでいるニュージーランドの北島の西側にあるニュープリマスという海沿いの町です。

人口はおよそ７万人のさほど大きくない町です。

海沿いに面しており、サーフィンや、ヨット、ウィンドサーフィンなどメッカとして知られています。

 

また、町からはマウントエグモントと呼ばれる大きな富士山に似た山があり、昔ラストサムライのロケ地として使われたこともありました。

 

小さな町ですが、ニュージーランドは移民者が多いため、人種は様々です。

私が働く整備工場はそのニュープリマス市内にあり、

名前はSEAVIEW WORKSHOP といいます。

ポーランド人の夫婦が１０年間にわたり経営してきました。

私は現在２年半務めており、今回ボス夫婦の引退とともに９月から、

整備工場を買い取ることとなりいました。

 

私のほかに、フィジー人のメカニックと、オフィスにニュージーランド人のおばちゃんがいます。

 

ニュージーランドの自動車整備事情を見てみると、

７割以上は日本の中古車が走っています。

トヨタ、日産、スズキなどから、フォード、BMW,  VWなどの外車も走っております。

 

日本からの中古車が多いので、年式が古く、走行距離が多い車ばかりです。

９０年代の車はまだまだ現役で走っており、２０万キロ越えの車もよく目にします２０万３０万走ってくると、車はいろんなところが壊れてきます。

こちらの人は物を大事にしますので、定期的にメンテナンスしながら、

壊れたら修理するというのは基本的なことととらえられています。

 

私の工場では、基本的には車検と、修理をしております。

毎日１０数台の車検をこなし、その車検に落ちた車の修理や、

故障した車を直したり、メンテナンスやサービスをします。

 

今回マトラにはその一通りの作業をしてもらいたいと思っています。

私のそばで実際に働いてもらい、タンザニアにはない、効率的で、

作業時間を短く、充実した工具で、どのように整備工場が運営されるかを学んでほしいと思っています。