ベトナム身体障碍者が描く究極のサンドアート！

 

 

日本サンドペインティング協会代表理事の金子 清と申します。サンドペインティングとは、写真や絵をもとに砂を重ねながら竹串で描いていくサンドアートの一種です。

 

 

 

作品を見たときに信じられない思いでした、というのはまるで写真の様だったからです。サンドペインティングすべてオーダーメイド工芸品です。お客様の画像や写真を元に製作されます。

 

 

またこのアトリエ（アトリ・エヒロン）のスタッフ全員が身体障碍者であると聞き再び驚きました。この技術を日本に導入するのが、目標です。そして日本の身体障碍者の方に新しい活躍の場を提供したいです。

 

 

ヒロンさんの活動に感銘

 

ヒロンさんはこのグループのリーダーです。彼も自身も幼少期に病気がもとで耳ろうあ者となりました。サンドペインティングの創始者であるイーランさんという女性に弟子入りして、短期間に技術をマスターし故郷に戻り身体障碍者を対象にボランティアでこの技術で教える活動を始めました。

その数は延べ200以上になるとのことです。すでに50名ほどのアーティストが誕生しています。

 

まだ成功した国はない！日本での普及活動

 

私はベトナムでの成功例を見て、日本でも多くの身体障碍者が存在しているが、その人たちにもできるよう技術を日本で普及できないかとヒロンさんに相談しました。

しかし、過去に海外からも同様の要望が多くあり、数か国で活動を行ったことがあるが 成功している国はないとのことでした。

 

この時私は、日本人ならできるのでは、と考え指導をお願いしました。この時は同意が得られなかったのですが、その後、ベトナムを訪れるたびに重ねてお願いしたところ、全面的な指導を約束していただきました。2015年一般社団法人日本ｻﾝﾄﾞペインティング協会を設立し、今日に至っております。

 

2016年ヒロンさんがアセアン協力機構から日本に招かれたことがあり、日本での講習を開催することができました。その後も日本での講習は続いており、30回を超えています。ヒロンさんのサポートもあり日本でお陰様で20名以上の講師が誕生しています。

 

 

 

 

 

2017年ベトナムを訪れた時にこのサンドアートの存在を知り、日本での技術導入を計画しました。

すでにに日本以外の国から技術導入が試みられていますが、成功した国はないとのことでした。日本人であれば、できると思い、スタートしました。すでに200名ほどの講師が誕生しています。

 

徐々に広まるヒロンさんの名声

 

ヒロンさんのサンドペインティングは海外からの観光客の間で、徐々に広まり、2020年には目の肥えたイタリアやドイツからの買い付けツアーが始まりました。

 

 

 

ベトナムのサンドペインペインティングは海外の観光客の間で徐々に評判になり2018年にはヨーロパからの買い付けツアーが企画されました。しかしここ2年ほどコロナパンデミックにより海外からの旅行客がなくなり、売り上げも激減してしまいました。

 

今回、リーダーのヒロンさんから相談を受けクラウドファンディングに挑戦することを決意しました。これを気かけにできるだけ多くの皆さんに知っていただき、ゆくゆくは 日本身体障碍者の皆様も参加できる環境作りを構築したいと思っています。

 

今皆様からいただいたご支援金は作品の仕入れ資金として大切に使用させていただきます。