ALSと戦う山根さんが、シャボン玉液を送ってくださいました。

　進行性のご病気ALSと闘っている山根さんは、津波で燃えてしまった石巻市立門脇小学校の先輩に当たります。先日は子ども達と遺構となった門脇小学校に行きました。

　山根さんは、震災の直後、故郷の惨状を見かねてボランティアに来てくださった多くの方の中のお一人でした。その後、ALSを発症し、現在では胃瘻の手術を受け、生きるために頑張っておられます。

　闘病中もずうっとBremenの子どもたちに思いを馳せてくださいました。

　以前はBremenを訪問されたときには、大きなシャボン玉の実験をして子ども達を楽しませてくれましたが、今回は、ベッドの上で身動きがとれないので、シャボン玉液を送ってくださいました。

　今、ベッドの上で自由になるのは、どれぐらいなのでしょう？怖くて聞けません。言葉は出るのでしょうか？

　ラインで日常の挨拶を交わしていますので、指は動くのかと思います。お体が不自由な中でも故郷の子どもたちのことを忘れず、こうやってシャボン玉液を送ってくださるなんて。

　皆様のご寄付もとても有り難いです。けどこのシャボン玉液は、私には、同じ量の黄金の塊よりも価値のある贈り物のように思えます。ありがとうございます。

　御恩に答えるためにも、頑張らせていただきます。