クラウドファンディングのチャレンジ達成　感謝のメッセージ

『NPOの組織マネジメントノウハウコレクション』にご出資いただいた皆様

 

NPO法人CRファクトリー代表の呉です。

このたびは皆様の多大なるご支援・ご協力をいただき誠にありがとうございます。

お陰様で見事クラウドファンディングの目標金額を達成し、チャレンジを成功させることができました。

いま喜びや安堵と共に、なんとも言えない責任感のようなものを感じております。

 

この約40日間は、皆様のご厚意を感じる日々でした。

ある方は大切なお金を出資してくださり、ある方はFacebookやTwitterなどで熱く熱くシェアしてくださり、ある方は個別にあたたかい応援メッセージをくださりました。お金やメッセージや気持ちが集まるたびに、励まされ、感謝の念が湧き、この冊子製作プロジェクトを価値あるものにしようと身が引き締まる想いでした。

 

14年前、26歳で会社を辞め、このCRファクトリーを創業いたしました。

世の中に「居場所と仲間を感じられるあたたかいコミュニティ」をあふれさせたいという想いでした。

良いコミュニティは人を包み込み、自己肯定感と存在意義実感を感じさせ、人を幸せにできると思いました。

良いコミュニティは活発で活力にあふれ、多くの社会課題を解決する担い手になりうると思いました。

そんなコミュニティが世の中にあふれたら、個人も課題も解決されて良い社会になると思いました。

それは素敵で華やかな期待という面もありますが、もうこれ以上良くないことが起こって欲しくないという若き青年（自分）の希求でした。

 

それから2005年にNPO法人を設立し、今年で10周年になります。

この10年で見えてきたこと、わかったことがいくつかあります。

その一つは「コミュニティは自動的にはできない・回らない」ということです。当たり前のことですが、ただ念じているだけではコミュニティはできず動かず、誰かががんばったり踏ん張ったりすることで回っていくのです。そこには泥臭くも具体的なマネジメントの手法が必要だと思いました。

そしてもう一つわかったことは、その「具体的なマネジメント手法が世の中にまだまだ確立していない、そして普及していない」ということです。NPOも市民活動も学生団体も自治会・町会もPTAも地域のサークルも、多くの団体・運営者はこのマネジメントの問題で困っています。ボランタリーで、多様な人たちが関わる、この複雑でやっかいなマネジメントにみんな手を焼いています。にも関わらず、なぜかそれに対する効果的な解決策・ソリューションがうまく提供されていないように思えるのです。マネジメントのメソッドが積み上がっていないように感じるのです。その原因は簡単に言えば、この領域がビジネスにならないからであり、経済性が弱いから（つまり儲からないから）のような気がします。そして、だからこそやる価値があるように私たちは思っています。

 

CRファクトリーの次の10年のビジョン（野心）は、すごく大げさに言えば、日本社会の非営利団体の組織基盤／組織マネジメントレベルの底上げをすることです。NPO・市民活動・学生団体・自治会町会・PTA・地域サークルといった非営利団体の組織基盤を強化し、多くの団体が「強くあたたかい組織」になることを実現することこそが、より良い社会をつくっていく効果的な方法だと信じています。

多くの団体が活発で活力にあふれるものになれば、日本社会の社会課題解決力は大きく向上すると思います。

多くの団体が一人一人を包み込むようなあたたかさを持てれば、居場所と仲間を持って幸福に生きる個人が増えていくと思います。

本気でやろうとすると目もくらむようなビジョンですが、それを本気で取り組みたいを心を定め決意しております。

その第一歩がこの『NPOの組織マネジメントノウハウコレクション』であり、いよいよこのたび日本中に広くソリューションを届ける機会に恵まれました。

みなさんの多大なる協力とご厚意をいただいて、これからますます努力して、価値を出せるよう努めてまいりたいと思います。今後とも見守ってください。できれば一緒に協働させてください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします！

 

NPO法人CRファクトリー

代表　呉 哲煥