DD51-1137号機第一エンジン始動困難に関する状況報告

9/23
通訳の木村さんが現地訪問、エンジニアの辛島さんがSNSを通じて日本から参加して始動モーター補助噛み合わせの取替作業を始めたところ、エンジン内部に水が大量に混入している事が判り、エンジンオイルの抜き取りを実施。　
水の混入箇所を特定する為にシリンダーヘッド点検蓋を開けたところエンジンオイルが乳化しスライム上になって付着、冷却水水面計は綺麗な事からオイルクーラーは破損なし、知らせ穴からも水が出ていない事からシリンダーライナーも破損なしと判断。続いてシリンダー検爆弁を開放したところB6番より水が流出し、B6番シリンダーヘッドに異常があると判断。(他の気筒では水の流出は無く正常)

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普段はクレーン作業の所、B6シリンダーを手作業で取り外し。
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ガスケットの破れが一番疑わしかったことから、部品を手配して発送
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水密検査において予燃焼室より水漏れが発生。　Ｏリングの破損を疑い分解したところ予燃焼室本体に亀裂が入り腐食により穴が空いている事が判明。(写真)
予想外の重症で当該部品の図面はあるものの、交換部品が国内にあるのか、製作ができるのかと気になり、辛嶋さん一睡もできず。
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交換部品が見つかり調達。

AS社の方々は、重機で行うような作業を手作業でしてしまうなど何とかしようと必死です。
今回は困難な交換作業をこれから行う事になりますが、辛嶋さんの粘りとネットワークで部品調達という大きな関門を一つ超えることが出来ました。

私たちが諦めたら、終わってしまいます。DD51を必死に支えているタイの方に寄り添い、私たちも力の限りを尽くして参りますので、皆様方のご支援・ご協力を引き続きお願い申し上げます。
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