JCHO 大阪病院 村瀬 翔 先生とのご面談

実際にiSHEET-HEARTをご活用頂いたJCHO 大阪病院 村瀬 翔 先生と面談を行いまして、直接コメントを頂きましたのでご紹介をいたします。

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従来、体表面電位計は専門知識を持った医療従事者でなければ電極を正しく装着することが難しく、一部医療現場や一般向けとなると課題が発生します。今回、応用開発する「1mmの薄さで人体に貼っても違和感が少ない多機能型シート型センサシステムである“iSHEET-HEART”」は、ゴムのような伸縮性および粘着性を示すシート型伸縮電極アレイを備え、肌に貼るだけで簡便に体表面電位分布を捉える画期的なプローブ技術です。

実際、2021年度から荒木先生と和泉先生がiSHEET-HEARTの要素技術構築を行われ、私・村瀬が心電計測の可能性を調査するといった連携体制をこれまでに構築出来てきました。実際に計測した信号を図に示す通り、医療機器に値するような信号品質がiSHEET-HEARTから得られています。

とはいえ、より多くの方により長時間にわたって装着いただくには、課題が残っています。長時間装着による清潔面での懸念・汗などによる密着性低下およびこれらに伴う皮膚障害のリスクが懸念される他、体軸をひねるような大きな動作により測定が困難になるケースもありました。

これらの問題点を医工連携により可及的速やかに解決した「薄型・軽量なバイタルセンシングのためのデバイス」と仕上げることができれば心疾患や脳血管疾患の早期発見に大いに役立てることが出来ると願っています。

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村瀬先生、温かい励ましのお言葉に深く感謝いたします。関係者一同、ご期待に応えられるよう、精一杯努めてまいります。