成人症例の搬送における飛行料金・搬送チーム旅費などの経費ので出所について

本クラウドファンディング（CF）にご支援いただいている方々から、本CFの対象は小児であるため、特定非営利活動法人日本重症患者ジェット機搬送ネットワーク（NPO法人JCCN）が成人患者の搬送に本CFの資金を使用することは目的外使用だとのご指摘を受けました。

このご指摘は非常に妥当であり、NPO法人JCCNの全体の収支を明確にし、使途を明らかにするべきだとのご意見もいただきました。この貴重なご意見に感謝いたします。

NPO法人JCCNの設立目的は、小児、成人を問わず重症患者をドクタージェットで搬送し、患者や家族の負担を軽減することです。この必要性を2022年から行政や法曹界に訴え、自由民主党政務調査会長萩生田光一議員に要望書を提出しました。しかし、2023年の骨太方針には盛り込まれず、小児重症患者の搬送を優先することとし、2024年4月1日から小児固定翼機搬送試験運航事業を開始することを決意しました。これを実施するため、CF第1弾を行い、その支援金を原資に事業を開始した次第です。

2024年4月1日の開始式では、CF第1弾の支援金を原資に小児固定翼機搬送試験運航事業を開始することを発表しました。なお、成人の要請がある場合はNPO法人JCCNが搬送を行う可能性もあると言及しています。しかし、この開始式で、各々の費用の出所について十分な説明ができていなかったことを反省しています。

今回のCF第2弾は7月9日から10月6日まで実施され、支援金がNPO法人JCCNの口座に振り込まれるのは、早くても10月20日以降になります。したがって、CF第2弾の支援金が、最近の成人患者2名の搬送費に使用されることはありません。

また、前回のCF第1弾での総支援金額は15,371,000円でしたが、READYFORへの支払い後は12,496,623円となります。また、CFとは別にNPO法人JCCNに寄付された金額は約850万円をいただいています。

CF第1弾の支援金12,496,623円から、第1ｰ4例目の飛行料金9,976,761円と搬送チーム旅費176,597円を指し引くと2,343,265円ありますので、あと1例小児を搬送できると考えています。それ以降、CF第2弾の支援金がNPO法人JCCNの口座に振り込まれるまでは、CF以外の寄付金から支出することを考えています

なお、成人2例の搬送費用（まだ確定していません）は、CF以外の支援金850万円から支出する予定です。

以上、経費についてご説明させていただきました。何卒、本小児固定翼機搬送試験運航事業について理解をしていただきますよう何卒よろしくお願い申し上げます。