麻痺のある患者さんへの支援

改めまして、自己紹介をさせて頂きます。私は、2012年からNPO日本医療開発機構で、主に首都プノンペンにある国立コサマック病院で、看護師として麻痺のある患者さんへの支援を行っていました。この病院では満足なケアやリハビリテーションを患者さんに提供できておらず、寝たきりになってしまう患者さんが多くいました。

私たちは、障害を負った方への社会保障システムがないカンボジアでも、退院後、少しでもよい生活が送れるように、患者さんへの直接的なケアやリハビリテーションだけでなく、退院後の生活を見据えたケアの方法、リハビリの方法の指導を行ってきました。少しづつ病院のスタッフたちも私たちの活動に興味を持ち始めてくれ、ゆっくりですが変わってきています。

そんな活動をする中で気づいたのは、私たちがいなくなってしまったら、この病院は元の状態に戻ってしまうということ。日本人が行うのではなく、現地のカンボジア人医療者が行えるようにならなければならないんです。

私たちがしてきたことが出来るカンボジア人医療者を育てるために、今回、チャレンジしています。ご支援をよろしくお願い致します。