福島県田村郡三春町の荒れ果てた雑木林を開拓し、福島の楽園に!

支援総額

3,937,000

目標金額 3,800,000円

支援者
151人
募集終了日
2018年11月26日

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2018年11月07日 08:39

応援メッセージリレー 姜咲知子(かんさちこ)さん

私が暮らしている農場では、2015年から30年以上耕作放棄された谷津田を再生して、かつて日本の里山にあった自然豊かな谷間の風景を復活させる活動を行っています。山の多い日本では山間部にもいろいろな技術を使い田んぼが作られてきました。その一つが谷津田です。谷に流れる沢水を田んぼに引き込み、絶え間なく流れる水を利用して稲を育てます。山の上にため池を作る棚田や、広大な平野部に治水して田んぼを作るより比較的容易に田を作れることから、日本各地には谷津田がたくさんありました。しかし、3,40年前くらいから、トラクターや大きな機械が入らない山間の谷津田は耕作放棄されました。その少し前から、日本の里山では杉やヒノキを植えた林に人が入らなくなっていました。

 

私たちが「開拓地」と呼んでいるその場所も、谷の両側は一度も間伐されていない杉やヒノキの林がうっそうと茂り、そのほかの広葉樹の林や、かつて小さな畑があった場所には竹が茂っています。日本にはそんな放棄された森や谷がたくさんあります。

 

そんな耕作放棄地に、かつて人の手が入って自然からの恵みを頂きながら暮らしていた時の姿を思い浮かべながら、地形を読み解き、水の流れ読んで水路を作り、光のささなくなった土地に光をいれるために竹を切り払い、私たちは谷津田を再開拓しています。

 

福島第一原発の事故により、放射性物質が大量に空気中に放出され、森、海、川、畑、町に降り注ぎました。フクイチから100キロ離れた、茨城県の筑波山のふもとにも届きました。私は震災直後の4月に、山笑う美しい里山の風景を眺めながら涙が止まらない時がありました。芽吹き始めた木々は様々な色を見せてくれます。小さな春の花、舞い散る桜の花びら、この美しいものすべてが目には見えない放射性物質によって汚染されたのだ、と思った時、去年と何も変わらないはずのその景色がなんだか違ってみえて泣き続けました。

 

人間の暮らしに絶対欠かせないものは何でしょうか? それは太陽の光であり、水であり、空気であり、植物です。そしてそれはすべて無償で地球上の生き物たちに与えられ、共有されてきました。何百万年も前から、人類は自然からの恵みによってこの命をつないできたのだと思います。

 

人類が今一度、この地球上のすべての生き物たちとともに生きているのだということを思い出し、自然の恵みに感謝し、その精神(スピリチュアリティ)と先祖からの暮らしの知恵と技術を学び、次世代に残してゆくことは、使命だと思います。

 

三春の森も、きっと未来に残したい宝物を伝えていく森になると思います。 世代を超えて、立場を超えて、そこに集う人たちが未来を創造していく―。そんなワクワクする場所になっていくことを信じて、応援し関わり続けたいと思います。

 

 

姜 咲知子(Kang Sachiko)

 

岡山県倉敷市出身/2005年日本インターネット新聞社にて市民メディアを広げる仕事に従事する。2008年「暮らしの実験室やさと農場」に出会う。消費のみの東京生活から脱却するため2009年、茨城県石岡市(旧八郷町)に移住、農場スタッフとなる。3.11を契機に地域コミュニティの大切さを痛感し、2012年仲間たちとローカルフェスを企画、5年間開催する。2016年には地域通貨さとのわを立ち上げる。現在も同農場にて自然と人と生き物が共にある新しい働き方や暮らし方を模索中。

リターン

3,000


福島の森の応援団になろう!①

福島の森の応援団になろう!①

・感謝状
・福島名山マグネットプレゼント 1個

申込数
39
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


福島の森の応援団になろう!②

福島の森の応援団になろう!②

・感謝状
・国産桐のまな板 1枚

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

3,000


福島の森の応援団になろう!①

福島の森の応援団になろう!①

・感謝状
・福島名山マグネットプレゼント 1個

申込数
39
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月

5,000


福島の森の応援団になろう!②

福島の森の応援団になろう!②

・感謝状
・国産桐のまな板 1枚

申込数
42
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2019年1月
1 ~ 1/ 9


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