100年未開の遺跡を発掘へ。古代エジプト-古王国時代-を紐解く

寄付総額
目標金額 2,500,000円
- 寄付者
- 231人
- 募集終了日
- 2019年12月20日

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プロジェクト本文
終了報告を読む

ページをご覧いただきましてありがとうございます。駒澤大学文学部教授、大城 道則と申します。約4,500年前の遺跡、エジプトにある崩れピラミッド周辺のメイドゥム遺跡調査を世界の研究チームを代表して行っております。
私たちは、『メイドゥム・ジャパン・プロジェクト』として駒澤大学 角道先生、関西大学 林先生、地下レーダー探査で知られたKEYTEC株式会社様、3次元測定器の世界的TOPメーカーファロージャパン様、そして大学院生を含めた10名以上のチームで調査をしています。
第一目標の達成により、4回目となる調査の費用を募ることができました。本当にありがとうございます。
考古学の研究において最新技術を用いた調査は、ここ最近でも多くの新しい発見を生んでいます。しかしそれらは、仮説の根拠となることが多く、実際の遺跡を発掘して事実を積み上げることが、確証を得るためには重要な手段です。
古代エジプト史は、時代とともに見解は大きく変わっています。具体的な文献証拠が少ない中、さまざまな発掘調査によってわかった事実が、今の古代エジプト史の見解を塗り替えているからです。崩れピラミッド周辺のメイドゥム遺跡は、古代エジプト、古王国時代を解き明かしていく上で重要な遺跡です。しかしこれまで100年もの間、調査がされず、まともな地図すらも無いような状態です。
今後、この時代の歴史を解き明かしていく上で、今回の調査が発掘まで進むことは大きな前進となります。そのためにネクストゴールに掲げている500万円への到達は、皆さまのご協力なしに実現し得ません。
どうか、私たち『メイドゥム・ジャパン・プロジェクト』発掘メンバーの一員として最後のひと押しのご協力をよろしくお願いいたします。
▶︎調査隊 代表
駒澤大学文学部教授 大城 道則 Ohshiro Michinori

バーミンガム大学歴史考古学科エジプト学専攻 修了、関西大学大学院 博士
2014年4月より、駒澤大学 文学部歴史学科 外国史学専攻 教授。20年以上にわたり『地球の歩き方(エジプト編)』の監修。研究として、専門のエジプトのみならず、世界遺産であるシリアのパルミラ遺跡やイタリアのポンペイ遺跡で発掘調査を実施。
書籍等出版物(一部抜粋)
『世界のピラミッド大事典』共著
『図説古代文字入門』編者
『ミュオグラフィ―ピラミッドの謎を解く21世紀の鍵―』共著
『死者はどこへいくのか:死をめぐる人類5000年の歴史』編者
『古代エジプト文明辞典』共訳
『古代エジプト都市百科―王と神と民衆の生活―』共訳
『古代エジプト 死者からの声―ナイルに培われたその死生観―』単著
『図説ピラミッドの歴史』単著
『ツタンカーメン―「悲劇の少年王」の知られざる実像―』単著

今回の調査の始まりは、私たちチームと親交のあったエジプト考古学の権威・ザヒ・ハワス博士(*1)から推薦を受けたことがでした。
(*1)エジプト考古最高評議会事務総長、元考古相。これまでの功績には、ギザにあるラムセスII世の双頭の像や、ギザのピラミッド建設者たちの墓の発掘など。
「もちろん、メイドゥムでOKですが......ホントに?」
エジプトでは遺跡の発掘権割り当てをエジプト考古庁が行っているため、たくさんの研究者がそれぞれの場所で調査を行います。そのため発掘権を取得するということ自体が難しい中、夢のような場所を推していただき、とても驚いたことを覚えています。
その後、アメリカやドイツといった世界各国の調査チームとの、調査権の選考を勝ち抜き、私たちのチームが発掘権を得るチャンスをいただくことになりました。
エジプト学を志す者にとっては最高の瞬間でした。

古代エジプト史の謎を解明することは、非常に困難です。これまでに「技術的進歩」による調査は、多くの仮説を反証し、また新しい仮説を生んできました。しかし、砂の中に埋もれた歴史は、泥臭い「発掘作業」による事実の発見が当時の世界を垣間見る大きな鍵となっていることは、変わりありません。
▶︎ピラミッドタウンの発見
ピラミッドの建造は、古代ギリシャの歴史家ヘロドトスが書き記した『ピラミッドは身分の低い労働者を奴隷のように働かせてつくられた』というものをもとに信じられてきました。しかし、マーク・レーナー博士による発掘調査により、ピラミッド周辺に建造に携わった人たちの街や、その人たちのお墓が見つかったことから、『公共事業説』や、奴隷ではなく一般市民、もしくは特権階級と呼ばれるほどの地位にいたエリートさえ従事していたという見解が通説となっています。
▶︎これまで1体しか見つかっていなかったライオンのミイラが、5体。
先日、カイロ南郊にあるサッカラ遺跡で、発掘によって子どもと見られるライオンのミイラ5体が発見されました。多くの動物のミイラが発見されていながら、1体しかライオンのミイラは見つかっていませんでした。たくさんの壁画で描かれていたライオンは、当時の生活で密接な関係にあり、また、ミイラ化の技術があることは確かめられていながら、謎であり続けていました。
この発見は、まだ発見されていないライオンのミイラの可能性を示唆するものであるとともに、大型動物を当時どのように仕留めていたのか、また繁殖すらしていた可能性まで新たに研究を進める重要な発見と言われています。(参考:NIKKEI STYLE>発見!子ライオンの希少ミイラ ファラオのペットか)
古代エジプト文明の遺跡には、いまだ発掘すら十分になされていない重要な遺跡が存在しています。メイドゥム遺跡はその一番手に挙げられる遺跡です。ここでの発掘には、私たちだけでは証明し得ない歴史の一頁を覗く、そんな可能性を秘めています。

2019年3月から調査を本格的に開始し、これまで3回に渡って計測調査を行ってまいりました。これまでの調査でわかった仮説、そして第一目標で叶った第4回調査までで見えてくる仮説を裏付けるには、人の手で丁寧に、何千年と砂の中に埋もれた遺跡を掘り返していくことが不可欠です。

メイドゥム遺跡にある崩れピラミッドは、ピラミッドが巨大化していった初期のものです。
その周辺遺跡は、スネフェル王(*2)のピラミッドを中心に、約3,000年間にわたり大小様々な墓が作られてきた巨大な「死者の町」と言われています。
(*2)エジプト第4王朝の創始者。ギザの大ピラミッドを建造したクフ王の父。
メイドゥムの崩れピラミッドは、ピラミッドのコア部分が見えていることから建造方法を研究する上でも貴重なピラミッドですが、その周辺には王族の墓である長方形の巨大な墓『マスタバ墓』が複数発見されています。それらは既に、スネフェル王の息子たち(クフ王の兄弟たちにあたる)の墓であると確認されています。
またそこから、カイロ考古学博物館の目玉として展示されている有名な「メイドゥムのガチョウのレリーフ」や「ラーホテプとネフェレトの夫婦像」も出土しています。

それらマスタバ墓周辺には、まだ発見できていない王族の墓があると予想されていましたが、これまでの私たちの地下調査によって「影」まで確認ができています。
その影は、約10m×3mの構造物と竪坑。クフ王の兄弟あるいは親族の墓と想定されるマスタバ第14号墓と第15号墓のそばで東西軸上にありました。そして東側に未盗掘墓を含む複数の竪穴も発見しています。
マスタバ墓に通常置かれている巨大な石碑が見つかれば、これらの墓の被葬者の名前が判明する可能性もあり、ファラオになれなかった悲劇の王子の名前もわかる可能性を持つ発掘になります!
また、クフ王の兄弟たちの墓である第14号墓と第15号墓の周りに配置された礼拝堂・葬祭神殿や、未発見・未盗掘のものを含む小型の付属墓の存在が明らかとなる可能性をも秘めています。

あと少しの目標達成により、外国隊では世界初となるメイドゥム遺跡の発掘調査に乗り出し、未発見・未盗掘の墓・遺構の発見を目指します!
メイドゥム・ジャパンプロジェクト:発掘計画
<発掘調査期間(予定)>※今後の調査の進捗によって変動の可能性もあります。
2020年3月:地中レーダー探査を範囲を広げてもう一度実施。
2020年9月:発掘の実施。
<資金使途>
遺跡発掘は、損傷をさせずに慎重に進める作業になるため、一度の発掘作業期間中にも十分な人員を確保する必要があります。

<結果のご報告に関して>
発掘調査の結果はご支援いただきました皆さまにいち早くお届けいたします。調査隊Facebookグループへの招待や活動レポート。または報告会もリターンにご用意しております。
また、大学院生はじめとする今後の研究を担うメンバーにとってもまたのない機会であり、全員総出ですることには大きな意味があります。


重ねてではありますが、メイドゥム遺跡は古代エジプト史の中でも非常な重要な遺跡で、ありがたいことに世界を代表してこの遺跡の調査をさせていただいております。
日本中、世界中に、正しい調査結果に基づき、新しい魅力となるピラミッドを取り巻く世界を届けるために全身全霊でこの調査に取り組んでいます。
皆様にも私たちの活動の証人になっていただき、一緒に夢を追いかけていただければ幸いです。
どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。


本プロジェクトへのご寄付は、駒澤大学への寄付金として扱われます。駒澤大学への寄付金は、以下の税制上の優遇措置を受けることができます。
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Readyforアカウントにご登録の氏名を宛名として作成いたします。 |
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発送先: |
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受領日:(領収日) |
Readyforから本学に入金された日となります。 なお受領日は、2019年12月頃を予定しており、寄付金控除は令和元(2019)年の対象です。 |
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発送 予定日: |
2020年1月頃を予定しています。 発行までしばらくお時間をいただきますが、予めご了承願います。 |
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プロフィール
駒澤大学文学部歴史学科で古代エジプト史を教えています。これまでエジプトだけではなく、シリアのパルミラ遺跡やイタリアのポンペイ遺跡で発掘調査に参加してきました。エジプトとサッカーと野球とボクシングとカレーとラーメンが大好きです。イギリスも好きです。趣味は考古学でエジプトマニア収集家でもあります。現在、駒澤大学体育会サッカー部副部長をやっています。20年くらい『地球の歩き方』の監修をしていますが、著書も『古代エジプト文明―西洋史の源流―』(講談社)、『図説ピラミッドの歴史』(河出書房新社)、『世界のピラミッド大事典』(柊風舎)など多数あります。
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・ゆるゆる神様図鑑 古代エジプト編 オリジナル壁紙(大城、橋本共著)
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プロフィール
駒澤大学文学部歴史学科で古代エジプト史を教えています。これまでエジプトだけではなく、シリアのパルミラ遺跡やイタリアのポンペイ遺跡で発掘調査に参加してきました。エジプトとサッカーと野球とボクシングとカレーとラーメンが大好きです。イギリスも好きです。趣味は考古学でエジプトマニア収集家でもあります。現在、駒澤大学体育会サッカー部副部長をやっています。20年くらい『地球の歩き方』の監修をしていますが、著書も『古代エジプト文明―西洋史の源流―』(講談社)、『図説ピラミッドの歴史』(河出書房新社)、『世界のピラミッド大事典』(柊風舎)など多数あります。













