ペットとの健やかな時間を大切にするために

 

どのくらいの方が、毎年動物病院で健康診断を受診されているのでしょうか？

ある調査では、ペットの健康診断を行っている飼い主は２割以下と言われています。予防接種等は受けられていても、毎年の健康診断を実施している方は少ないのではないでしょうか。

 

このプロジェクトを実施している最中に、自宅で飼っているシベリアンハスキー（９歳３か月）の体調が悪くなりました。

昨日、手術を前提に、高度医療可能な二次診療センターに連れて行きました。CT検査結果の画像を実際に見せてもらいましたが、肝臓に7cmの腫瘍、肺、脾臓等にも転移が見られ、肝臓原発の血管肉腫もしくは胆管癌との診断を受けしました。既に手術はできないとのことでした。

日頃ペットの面倒をみている家族は、なぜ、そこまで重篤化するまで気付かなかったのかと予兆を気付いてやれなかったことに悔やんでました。

 

この経験を通して、ペットとの健やかな時間を少しでも長くするには、予防医療が大切であると感じました。

言葉をしゃべれない犬猫にとっては、客観的な検査データこそが病気を早期に発見するために重要な情報です。

動物病院の健康診断で、問診・身体検査と共に、血液検査、尿検査、便検査、さらにX線検査、超音波検査等を併せて行う必要があるかもしれません。

また、遺伝性疾患やかかりやすい病気は犬・猫種毎に異なっています。

自分が飼っているペットの病気のことを知ることが、最初にできる予防医療ではないでしょうか。

 

まずは、遺伝子検査をその最初のきっかけに出来ればと思います。

 

まだまだ、皆さんの支援が必要です。

最後まで頑張りますのでご協力よろしくお願いします。