2月15日、いよいよ安積歴史博物館のクラウドファンディングがキックオフいたしました。

はじめに、このたび令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました多くの方々に心からお見舞い申し上げます。さらには今回の災害対応に当たられているすべての皆様に感謝をお伝えするとともに、被災地に一日も早い日常が訪れるようお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

――本日2024年2月15日10時、安積（あさか）歴史博物館によるクラウドファンディングがキックオフいたしました。READYFOR 様のご協力のもと、3月19日23時までの43日間、ここ「活動報告」また公式ホームページや各SNSにて発信してまいります。どうぞお付き合いください。

 

公益財団法人安積歴史博物館について

安積歴史博物館（安歴博・あんれきはく）は、福島県郡山市開成にあります福島県立安積高等学校、その『旧福島県尋常中学校本館（旧本館）』を維持管理、運営する公益財団法人です。今春で創建135年を迎える旧本館は重要文化財の指定を受け、明治期の鹿鳴館風の建造物を今世に残す全国でも稀な学校建築です。

 

 

 

 

 

 

 

三度の被災について

過去、2011年3月11日に発生した東日本大震災により当館は壊滅的な被害を受け、途方に暮れる日々でした。それでもこの荘厳な姿をなくすわけにはいかないと、安積高校の卒業生や地元企業の皆々様からの多大なご支援ご寄附のもと、奇跡的な復興を遂げました。しかしながら2021年2月13日そして2022年3月16日と、余震である福島県沖地震に幾度となく被災し、さらなる困難さに直面しております。

 

 

 

そして2024年の現在、旧福島県尋常中学校本館保存修理工事（災害復旧）が進行中です。随時、報告してまいります。

 

 

このたびの再興プロジェクトについて

今回は再興プロジェクトとして READYFOR 様とタッグを組み、震災修理・耐震補強工事のための修復費用（目標額300万円～）を募ります。安心安全な博物館の再オープンを目指し、外観は創建当時の姿を保ちつつ、壁面をすべて剥がしたうえで内部には屈強な現代工法を施し耐震性を高めます。全室（教室・講堂・廊下階段含む）の壁面を修復し終えるまでに工期は3年半、総工費6億円、うち財団負担分はおよそ6千万円。期間も費用もとてつもない数字ですが、明治期の学校建築を次世代へと継げるよう、その使命を果たす責務をもつ当財団は、皆様のご厚意に預かりたい一心です。どうか皆様、私どもへのご賛同・ご寄附をよろしくお願いいたします。

 

 

 

公益財団法人安積歴史博物館 代表理事 安孫子健一