
支援総額
目標金額 600,000円
- 支援者
- 19人
- 募集終了日
- 2024年1月1日
11/19 活動報告③ ~研究を始めたきっかけ
こんばんは!池田です。
本プロジェクトへのご関心、シェア拡散、またサポートをいただき、いつもありがとうございます!
ご支援が伸び悩む時期と言われるこの時期ですが、皆様のおかげで順調にご支援総額も伸び、たくさんの方から応援をいただいているのを実感しています。
現在はクラファンと並行して、書籍本文の叩き台を作成しているところです。
・修士論文で参考にした資料の読み返し
・国会図書館、世界銀行のアーカイブ等でデータ収集
・National Library of Jamaicaなどから、現地の新聞記事のアーカイブを収集…
といった形で、本文の基礎となる部分を固めていっている段階です。
この形で完成した叩き台原稿を1月末に出版社に提出
↓
春先ごろまでの期間で最終稿へブラッシュアップ←本プロジェクトが成功すればこの時期に現地調査!
↓
最終稿の完成・出版へ!
というスケジュール感となっています。
まずは第一稿完成に向けて、年末返上で頑張っていきます!
さて、そんな自分ですが、「なぜレゲエを”研究”しようと思ったのか」という質問をよくいただきます。
いきなりレゲエを研究してますって言われてもよく分かんないですよね!笑
そこで今回は、自分がこの領域に足を踏み入れた経緯についてお話したいと思います。
「レゲエ研究」を思い立ったのは大学(学部)3年生の頃。ちょうど10年前でした。
当時私は大阪大学文学部に所属していたのですが、第一志望の大学ではなかったこともあり、最初の1年はあまりしっかりした目標を持てず、ただ授業に出て単位を取って部活にも行き…というような「高校生の延長」的な学生生活でした(それはそれで充実はしていましたが)。
そんな毎日を送っていた大学2年の終わり頃、ある授業に出会います。
それは、大学院文学研究科教授(当時は准教授)のポピュラー音楽研究家、輪島裕介先生が開かれていた「ポピュラー音楽の複製技術の変遷」についての授業でした。
コマごとに教員が変わる、いわゆるオムニバス形式の講義だったため、たった一コマ分の授業でしたが、自分にとってこれが明確なターニングポイントでした。
エジソンによる蓄音機の発明から円盤形レコードの普及、カセットテープ、CDに至る「音」の複製技術の変遷と、それに応じてポピュラー音楽がどう変化してきたかという、今思えばごく短くて基礎的な内容の授業でした。
ですが、たったそれだけの内容にも「こんなことでも学問になるんだ!」と驚いたことを今でも覚えています。
それまで自分は、学問って何か「立派な」テーマ(政治・社会・文学などのハイカルチャーなど)に取り組まないといけないという、漠然とですが完全に誤った思い込みをしていたのですが、その思い込みがこの授業をきっかけに完全に外れたのでした。
それ以来輪島先生のゼミに通うようになり、私は完全に学問の本当の面白さにハマっていきます。
主に歌謡曲など邦楽の研究の多い輪島先生ですが、レゲエにも造詣が深く、ある時一冊の本をお勧めしてくださいました。
それが、のちに自分の研究の軸になる "Babylon East" という本です。
アメリカのインディアナ大学で教鞭を執るマーヴィン・スターリング博士が、90~00年代初頭までの日本のレゲエシーンを取材して著した研究書です。
日本ではまだ訳されておらず、海外から取り寄せた洋書を辞書片手に必死に読み込みました。
何度も何度も読み返してメモだらけでボロボロです。
それが必然的に卒業論文のベースになり、「大学院に進んで、もっとこのテーマを深めてみたい」と思い始める原動力になりました。
日本にレゲエやジャマイカ・カリブ海の地域文化を極めておられる先生っていないのかな…と探してみたところ行き当たったのが、当時神戸大学大学院国際文化学研究科の教授(現在はご退職)だった柴田佳子先生です。
大学のホームページに載っていた先生のメールアドレス宛に
「卒論で日本におけるレゲエについて書いていて、院進学を考えています」と面談を申し込み、大学に突撃。
突然の連絡だったにも関わらず、その時期まだ論文の体を成していないレベルだった"研究もどき"に呆れることなく、柴田先生は有益なアドバイスをいくつも下さいました。
この面談をきっかけに、私は本格的に神戸大学への院進学に動き始めます。
柴田先生がいらっしゃったのは「文化人類学コース」というところで、もちろんレゲエの研究だけでなく文化人類学自体の基礎知識もつけなければいけません。
何を思ったか「院試までに人類学の論文を50本読み込む!」という無茶苦茶な目標を掲げ、大学図書館で内容も何も関係なく論文を読み漁りました…。
(これは絶対に良くない勉強法です。これから文系の院進学をお考えの方々は、まず易しい概説書から潰していきましょう泣)
院試は筆記と面接が各1日ずつ。
ガチガチの緊張状態でしたが、無茶苦茶なガムシャラ戦法が多少は効いてくれたのか筆記はどうにかクリア。
面接では、人類学コースの先生4名を前にしてどうやこうや言葉を並べ、助け舟のつもりだったという柴田先生の質問に答えられないというアクシデントはありつつも汗、なんとか乗り切ることができました。
こうして、今に至るまで長きにわたる研究生活(?)がスタートしたのでした…。
長くなってしまいましたので今回はここまで。
次回からは、実際の研究の過程と修士論文の内容について、簡単にまとめていければと思います。
引き続き、シェア拡散のご協力・サポートを頂けますとこんなに嬉しいことはありません!
今後とも活動報告にお付き合い頂けますと幸いです!
リターン
3,000円+システム利用料
【活動報告のご共有】
ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
【直筆のお礼メッセージ】
ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
・ポストカード等を同封し、御礼メッセージを直筆にて送付させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
3,000円+システム利用料
【活動報告のご共有】
ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。
- 申込数
- 7
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
5,000円+システム利用料
【直筆のお礼メッセージ】
ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
・ポストカード等を同封し、御礼メッセージを直筆にて送付させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。
- 申込数
- 5
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月

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