このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。
多彩な内容を誇るジャマイカ専門書執筆のため、現地取材をしたい!
多彩な内容を誇るジャマイカ専門書執筆のため、現地取材をしたい!
このクラウドファンディングは達成しませんでした。支援予約はすべてキャンセルとなります。銀行振込みにより支援を行った方には、当社より返金が行われます。

支援総額

216,000

目標金額 600,000円

支援者
19人
募集終了日
2024年1月1日

    https://readyfor.jp/projects/areastudies-jamaica?sns_share_token=&utm_source=pj_share_url&utm_medium=social
    専用URLを使うと、あなたのシェアによってこのプロジェクトに何人訪れているかを確認できます
  • Facebook
  • X
  • LINE
  • note
2023年12月23日 19:00

12/23 活動報告⑧ ~レゲエを盛り上げるために自分ができること

みなさんこんにちは!池田です。

 

プロジェクトの募集期間終了まで、いよいよ残り10日を切りました!

プロジェクトの成功を左右する「ラストスパート期間」が近づいてきました!

これまでご支援くださった方々、そして、SNS等でこのチャレンジを励ましの言葉と共に広げてくださった方々、本当にありがとうございます!

 

12月23日時点での達成率は、目標金額¥600,000に対して¥166,000(達成率27%)!

数字上はまだまだですが、クラウドファンディングは「ラストスパート期間」の伸びが成功を左右します。

実際に残り数日で大逆転をしたプロジェクトも多数あるとのことで、最後まで気を引き締めて頑張っていきます!

 

音楽イベントなどでも「期待してます!」「頑張ってください!」とお声をかけていただくことが多く、執筆と本プロジェクトを進めていく上で、めちゃめちゃ励みになっています。

ラストスパート期間に向けて更新頻度も上げて行ければと思っていますので、引き続き、シェア拡散のほどよろしくお願いいたします!

 

 

さて今回は、クラファンも残り10日を切って、改めてこのプロジェクトの意義、「なぜ自分がこれをやるのか」というところに立ち返って、自分の思うところをお伝えできればと思います。

 

研究に抱いていたジレンマ

修士論文の内容を解説する回で書きましたが、レゲエはこの上なく身体的で、かつ本能的な音楽です。

実際に「ダンス」の現場の中でも、「難しく考える必要ないよ!」「楽しみ方は自分次第!」というような煽り文句はよく使われます。

仲間内でだけ通じる語彙や約束事が多いジャンルである一方、こうやって自由な揺られ方を推奨するジャンルでもあるので、入り口はフレンドリーであると同時に、馴染んでいった時の楽しさ・喜びはとても大きいです。

 

実は、大学院で本格的に研究を始めた当時から、このことが自分の中で大きなジレンマでした。

 

楽しみ方が自由である一方、こういったストリートで楽しむような音楽ジャンルでは、色々と難しい言葉で御託を並べることは、やり方を間違えると時に嫌われます。

研究を始めた当初は、「難しく考える必要のない音楽」を、なぜあえて「難しく」考えているんだろうか、誰がこんなこと喜ぶんだろうか…と、モチベーションの浮き沈みが激しくなることもありました。

 

今思うと、こういった考えに囚われてしまったのは、自分以外に「日本におけるレゲエ」について研究した例がほとんどなかったこともあると思います。

世界を見てもほとんど手をつけられていないテーマを、まだまだ学問をする人間としては未熟な自分がやることの怖さって、今考えても結構すごいです。

 

実際に修士論文を完成させてみると、読んでくれた関係者の方はみんな喜んでくれました。

「勉強になった!」「インタビューが綺麗にまとめられてて嬉しかった!」

「載っているいろいろな人の言葉が自分のバイブスになった!」などなど

書いている途中では思いもしなかったような反応が山ほど来て、その時に初めて「書いて良かった!」と心の底から思えました。

 

2023年3月18日、パフォーマンスを行うMighty CrownのSami-t。この日の衣装は2007年に開かれたサウンド・クラッシュの世界大会「World Clash」に参加した時と同じものだとして話題になりました。

 

「身体で楽しむ音楽」を、時にはあえて「頭で考える」意味

修士論文を完成させてから5年以上が経ち、『ジャマイカを知る65章』の執筆をお手伝いさせていただいている中で、ジレンマになっていたこの問いにも落とし所が見えている気がします。

それは、「レゲエを盛り上げていくために自分に何ができるか」という課題にも通じているのではと思います。

 

それはごくシンプルな言葉で言えば、「レゲエというカルチャーの解像度を、言葉を使って上げていく」ということだと思います。

 

2023年時点で言えば、レゲエは兄弟ジャンルであるヒップホップに、人気で大きく水を開けられているのが現状です。

もちろんジャンルに優劣があるわけではないのは大前提として、このことは紛れもない事実だと思います。

 

自分が「ダンス」の現場に足を踏み入れた時期は、レゲエ人気の下降が始まった時期と重なります。

自分を迎え入れてくれた温かな「ダンス」の現場が、開催頻度を下げていったり、場合によっては箱ごと無くなってしまったり…寂しい思いを何度も味わいました。

お客の自分ですらそうなんですから、きっと「ダンス」を支えてきた関係者の方々にしてみれば、その忸怩たる思いは相当のものだったでしょう。

 

理由は様々あるとはいえ、時代の潮流やタイミングに飲み込まれるような形で、レゲエを巡る状況は年々心許なくなっているように思います。

その中で自分のやっていることに関連させて言えるのは、レゲエはヒップホップと比べ、「出版されている書籍や論文、関わる人を結びつけるようなメディアがまだまだ少ない」ということです。

もう少し平たく言えば、「しっかりと考え抜かれた言葉でカルチャーを語る場が少ない」と言い換えられると思います。

 

2023年4月28日、横浜でパフォーマンスを行うジャマイカのアーティスト・Sizzla。日本のレゲエバンド「Home Grown」をバックに、100分ノンストップの魂の熱演が満員の観客を沸かせました。

 

 

カルチャーは、大なり小なり多くの関わる人たちの「対話」を通じて発展してきました。

 

レゲエは「現場の熱量」というところで言えば、これ以上ないぐらいの爆進力を持ったカルチャーです。

きっと、これまで自分が扱ってきたような「現場」のなかでの身体や言説のぶつかり合いが、シーンを少しずつ成長させてきたのだと思います。そして、その実像はこの上なく豊かなもので、関わる人たちに燃えるほどの生命力を与えてくれます。

 

ただそれだけではなく、そこから一歩踏み出してみて、この音楽のあり方や、この音楽を通じてそれぞれが何を感じているのか、それを多様なボキャブラリーでぶつけ合う場が必要なんだと思います。

 

誤解や炎上を恐れずに言えば、SNSやブログで「この曲ヤバい!あの曲もヤバい!」と言っているだけでは、駄目なんです。

 

なぜその曲を「ヤバい」と感じたの?どう「ヤバい」の?

なぜ手を銃の形にして「Pow! Pow!」と叫ぶだけで気持ちが熱くなるの?

なぜサウンドシステムを自分の手で作る必要があるの?

なぜ火をつけるの?なぜ笛を鳴らすの?

 

…わからないことだらけなのがレゲエという音楽・カルチャーです。

だからこそ、もっと「なぜ?」にこだわって、色々な立場の方に、"言葉を尽くして"語ってほしい!

そう思っています。

 

それは、レゲエという音楽をもっと度数の高いレンズで見ようとすることです。

粗いままだった写真を、できるかぎり解像度を上げようと試行錯誤することです。

カルチャーはきっと、そうしていくことで豊かになっていくのではないかと思います。

 

そして、自分がレゲエに対して何か貢献できるとすれば、その「解像度を上げる」やり方の、あくまで一例を示してみせることではないか。

そう感じています。

 

 

…熱く語っていたらまたここまでの文字数になってしまいました。泣

ずっと長い活動報告ばかりで、ちゃんと読んでいただけているか心配にもなりますが、それだけこのプロジェクトにかける気持ちが強いということで許してください汗。

心意気をどうか、買ってくださると嬉しいです。

 

さて、次回はいよいよラストスパート期間の更新になるかと思います!

実はこのプロジェクトのために、11月から仕込んでいたことがあります。次の更新ではそれを、満を持して皆様に公開できればと思います。

引き続き応援のほど、何卒よろしくお願いいたします!

最後まで頑張ります

リターン

3,000+システム利用料


alt

【活動報告のご共有】

ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


alt

【直筆のお礼メッセージ】

ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
・ポストカード等を同封し、御礼メッセージを直筆にて送付させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

3,000+システム利用料


alt

【活動報告のご共有】

ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。

申込数
7
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月

5,000+システム利用料


alt

【直筆のお礼メッセージ】

ご支援をくださった皆様に、もれなく
・感謝のメールをお送りいたします。
・現地調査〜脱稿〜出版に至るまでの活動報告を随時共有させていただきます。
・ポストカード等を同封し、御礼メッセージを直筆にて送付させていただきます。
※現時点での出版時期は夏以降となりますが、あくまで未定であるためご注意ください。

申込数
5
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年12月
1 ~ 1/ 6


最近見たプロジェクト

もっと見る

あなたにおすすめのプロジェクト

注目のプロジェクト

もっと見る

新着のプロジェクト

もっと見る