園長友人　奥山直樹さんからの応援メッセージ

管理職のお立場に就かれる奥山さん。病児保育室に熱い文面が届きました。ご自身の原体験から、部下の方の子育てを応援される理解ある上司ぶりが伝わってきます。ありがとうございます！

 

 

 

　私は拠点スタッフ２０名が在籍する販売店の店長です。まだ「病児保育」など知らなかった時に子供を授かりました。仕事が忙しく子供が風邪をひいても休むことなど許されない職場でしたから共働きはできず、妻には専業主婦となってもらいました。

 

　店長になりスタッフから「すいません！子供が熱をだして保育園に迎えに行かなくてはならないので早退させてください」と聞き、親が仕事を切り上げ、病気の子どもを迎えに行く姿を初めて目の当たりにしました。当然「早く帰りなさい」と指示し早退させ、看護の様子を聞いては心配していました。その後もスタッフからの「すいません！」に心が痛むことが多く、「保育園は熱を出した子どもは預かれない」ことで働く親が抱える困難を知ることになります。

 

　乳幼児教育制度は、行政がすでに万全な環境整備をしていると思っていました。でも、今回「病児保育事業」がより良い方向へ進むべく取り組まれていることを知り、さらには未だ「自費・私財」で「理念を貫き通す方」がいることに深い感銘を受けると共に、行政の支援が追い付いていないことに大きな失望を感じます。

 

　少子高齢化社会は他人事ではありません！私も皆さんも毎年１つ齢を重ねます。保育所はもちろん、「病児保育」が充実しなければ安心して仕事を続けながら子供を育てることが難しいのが我々社会の現実です。

 

今回の取り組みを家族全員、スタッフも応援しております。頑張ってください！

 

奥山直樹