時にはカレー屋にもなります（いで）

どうも、block、いでです。

 

時にはカレー屋にもなりますみたいな記事が先日アップされましたので、

カレーとblockの因果について、ご説明差し上げたいと思います。

 

私とblock店主鈴木は、大学時代からの旧知の仲です。

 

彼は、前にも書きましたが極度の不器用さで

包丁をもって調理をするということを、私の知る限りではほぼできない男でした。

 

高性能電子レンジで冷凍シューマイをチンして、

それをつまみに、安い甲類焼酎を炭酸ジュースで割ったもので

よく飲んでいたことを記憶しております。

 

大学を卒業し、就職して職場は違えど、

同じく東京に住んでいたということもあり、比較的高い頻度で会合しておりました。

 

そんな、調理といえば電子レンジのスイッチを押すことしかできない

と思っていた彼から、ある土曜日の昼下がり、藪から棒に、

 

「最近自分カレーを作っているのだが、最高にうまい」

 

と言われました。

 

いやいやいや、きみカレー作れないでしょ、と思いましたが、

どうも本当らしく、スパイスも買って自作しているとのことでした。

 

「キャンプをしよう、そこでカレーを作れば最高」

 

矢継ぎ早に突拍子もない提案をうけ、私は半信半疑のままでしたが、

急きょ新大久保でスパイスと丸鶏を仕入れ、河口湖まで車を走らせました。

 

4月ごろ、まだ肌寒さが残る季節、

道中の社内でたまたま見つけた廃墟のようなコテージを予約し、乗りつけました。

 

私たち以外に宿泊者は皆無で、

ほんとうにとんでもないところに来てしまったと恐怖を覚えました。

 

しかし、そのコテージはロケーション最高で、河口湖湖畔徒歩1秒、

幸い私たち以外の宿泊者もいなかったため、

野外で音楽を比較的大音量でかけながら、

途中のスーパーで仕入れた山梨の地ビールをあおりつつ、

野外でカレーの調理を開始しました。

 

そして出来上がったカレーは、まさにお世辞抜きで最高のテイストでした。

 

 

最高の大自然の中で、最高の音楽を聴きながら、

自分らで作った最高のカレーを食する、

こんな最高なことがあるかと、お互い感動を覚えました。

 

いい場所で、いい友と、いい食があって、いい音楽があって、

これらの要素があった最高のバイブスを生むのだと、初めて気づいた瞬間でした。

 

いまのblock構想も、まさにこの思いが根底にあります。

レコード屋という場所を提供しながら、面白い人たちとつながって、

うまいものも食えて、いわずもがな最高の音楽がきけて。

 

ぜひ、そんな場所を作っていければと思います！

このクラウドファンディングも残すところあと8日ですが、

皆様、ご支援いただけると幸いです。

 

よろしくお願いいたします。