神戸・北野のアートシーンと日本の伝統芸能 雅楽を応援したい!

支援総額

500,000

目標金額 500,000円

支援者
30人
募集終了日
2025年5月30日

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プロジェクト本文

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▼展覧会概要

 

 

 このプロジェクトページをご覧くださりありがとうございます。Body and Spirituality展運営事務局代表の森田と申します。

 

 本クラウドファンディングは、今年5月に開催する展覧会「Body and Spirituality」展のために立ち上げました。

 「身体と精神」をテーマに、本展では陶芸×映像×雅楽×コンテンポラリーダンスといった異色ジャンルの芸術を融合させ、新たな表現にアプローチします

 異なる表現媒体を用いる表現者のコラボレーションワークを通じて、様々な芸術分野の調和/分裂を模索するとともに、人間の生命と深く関わり、しかし密接に関係するがゆえに普段の生活において常に注意を向けることが容易ではない「身体と精神」について考える空間をつくります。

 陶芸作家・セシリア・コルゾ映像作家・伊阪柊は、精神性の高い音楽と言われる雅楽をそれぞれの表現に取り入れ作品を展示。 “可視的”で“物質性”を有するものと、“不可視”で“非物質的”なものの間に存在するグラデーションを多面的・多層的に探求します。

 展覧会期間中の1DAYイベントでは、コンテンポラリーダンサー・増川建太雅楽ユニット『天 地 空』をお招きし、展示空間での実演も企画。リアルタイムで目の当たりにする生身のパフォーマンスが本展のテーマにより多義的な様相を与えることになるでしょう。

 出品作品の器は購入も可能です。作品を日常に取り入れ、「芸術」と「日常」の垣根を越える事を目指します。

 また本企画は、日本古来の伝統音楽である雅楽の普及促進・支援とともに、神戸の地域芸術活性に貢献します。詳しい内容は以下をご覧ください。

 

 

▼自己紹介

 

 森田理美・キュレーター

 

 

 2014年京都精華大学 芸術学部造形学科洋画コース卒業。岡山県備中高梁市で美術品保存修復分野に3年携わった後、ドイツに2年留学。The Open University MA Art History 修士課程修了。神戸市立小磯記念美術館、兵庫県立美術館での勤務経験を活かし、本展を企画・運営する。

 

 

▼出品作家

 

・映像作家|伊阪 柊

 

 

 奈良出身。東京藝術大学大学院後期博士課程修了。映像の撮影を主軸としたフィールドワークと、その フィールドワークの準備・調整のための仮想空間の制作 との影響関係を交絡させる拡張された意味でのデジタ ル・ツインによって、行為主体としての作家とそのフィー ルドとの相互作用においてどのように出来事が起こり/起こし、巻き込み/巻き込まれるのか、そのプロセスを 記録/表現する。

(作家­ウェサイト/https://shuisaka.site

 

 

・セラミック・アーティスト|セシリア・コルゾ

 

 

 メキシコ出身の建築家、アーティスト、陶芸家。London Architectural Association School of Architecture卒業。建築物を含める全ての作品に共通して、実験的でプロセスを重んじ、遊び心を軽快に盛り込み、音と沈黙を主な情報源としている。交響的な要素と、シンプルかつ反復的な表現を取り込んだ絵画、映像やインスタレーション作品を展開。不可視なものを可視化させる。陶芸の分野では伝統技術と釉薬を現代陶芸デザインに導入し、日常で用いられる器だけでなく、アート作品も手がける。

(作家ウェブサイト/http://www.superkumo.la

 

 

・雅楽演奏者|Hypersonic Effect Unit 『天 地 空』

 

 

  天の雲間から差し込む光を音に表した笙。地に這う人の声を模した篳篥。天と地を行き交う龍の鳴き声と云われる龍笛。三つの楽器が示す『天 地 空』。それらは人間性の豊かな、いにしえの人々がおもい描いた宇宙そのもの。加速する現代社会に、人々が忘れてしまった宇宙に繋がる神秘な感性や記憶。天地空が奏でるハイパーソニックエフェクト(現代人の可聴域を超える周波数)の心地良い調べは、心にしまいこんだ神秘を呼び覚ます。

 笙:松岡仁美 篳篥:雜喉文右衛門 龍笛:江口由美

 

 

・ダンサー|増川建太

 

 

 東京都出身。早稲田大学教育学部卒業。大学在学中に舞踏と出会い、以後舞踏の身体観をベースに活動を行う。過去、現在、未来へと社会の中で変化していく身体を見つめ直す場所として、ダンスの機会を設けており、創作においては身体的な知覚を呼び起こす言葉によって構成された振付で作品制作を行う。近年は料理や食文化をリサーチしており、2025年2月に京都芸術センターで料理を行いながら身体を運ばせる「指で触れ火にかけかき混ぜ/る振付のレシピ にんじん断面指なぞりショー」を上演した。

 

 

 ▼展覧会企画の経緯と目的

 

 

① 異なる分野の芸術家たちの表現の交流と、異なる鑑賞者層へのアプローチ。

 

 「身体」と「精神」といった漠然としたイメージであり且つ普遍的なテーマをもとに、異なる分野の芸術家たちが表現を交差・発信することで、それぞれの分野に興味をもった幅広い年齢層の鑑賞者の方々が、違うジャンルの芸術に触れる機会になると考えます。

 

 例えば雅楽は、後継者不足による演奏者の高齢化や若年層の関心の低下が問題となっています。比較的若い年齢層に需要があるコンテンポラリーアートと表現を交差させる本展では、いつもの鑑賞者層以外の方にも雅楽芸術に触れていただける機会となるでしょう。伝統に則しながらも新たな面を披露することで、日本古来の音楽の振興にも繋げる事を目的とします。

 

 ②  美術館施設いう枠組みを離れて、表現の可能性を探求する。

 

 これまでの約6年半、美術館という公的施設で展覧会運営に携わってきましたが、今回、本展「Body and Spirituality」の起案を機に、初めてゼロから自分で展覧会を企画・運営したいと思い立ちました。今の自分の持ち得るご縁でどんな現代アート展が作れるか考えた結果、「陶芸 × 映像 × 雅楽 × コンテンポラリーダンス」といったかつて観たことのない芸術の異色コラボのイメージが湧きました。

 

 本展は小規模ながらも、「美術館施設という枠組み」から一度離れ、異ジャンルの芸術の交流を試みる事で、“表現の可能性”をどれだけ探求できるか、といったキュレーター自身の課題にも挑みます。

 

 

 

③ 安藤忠雄初期作品「北野ローズガーデン」で、神戸の芸術文化の振興に貢献する。

 

 本展の開催場所であるKITANO THE MAGNET北野ローズガーデンは、世界的な建築家・安藤忠雄氏の初期建築です。異人館が建ち並ぶ北野町と神戸のアートの賑わいを願い、現在、絵画や彫刻、パフォーマンス、工芸などあらゆる表現形態を受け入れる土壌として作家に場所の提供が行われています。

 

 KITANO THE MAGNETの運営趣旨に共感し、本展を通して神戸北野のアートシーンをともに盛り上げたく、レンガの外観とネオンサインが特徴的なこの貴重な建築物の一角で展覧会を催す運びとなりました。

 

 古今より西洋文化を積極的に受け入れ、伝統とともに発展してきた文化的風土を持つ神戸という地で、「雅楽」という伝統と「コンテンポラリーアート・ダンス」といった西洋美術の歴史をその背に負う芸術が交差します。

 

 

▼展覧会企画の内容

 

① 開催期間 2025年5月23日(金)〜6月5日(木) 

 

② 開催場所 KITANO THE MAGNET 北野ローズガーデン(https://kitano-magnet.jp) 

          〒650-0003 兵庫県神戸市中央区山本通2丁目8-15 ローズガーデン201

 

③ 企画イベント

 

・Hypersonic Effect Unit『天 地 空』× 増川建太

 

 2025年5月24日(土)15:00-16:00、18:00-19:00

 雅楽演奏者とコンテンポラリーダンサーによる、作品展示空間を用いたコラボイベントを実施します。

 

・増川建太によるソロパフォーマンスイベント

 

 2025年5月31日(日)、6月1日(日)18:00-19:00  ※両日とも

 同ギャラリーにてコンテンポラリーダンーによるソロパフォーマンスを披露します。

 

 

▼なぜクラウドファンディングが必要なのか?

 

 展覧会を実現するためには広報印刷物のデザイン制作費(約10万円)や会場費(約5万円)、会場構成に伴う資材代(約5万円)など様々な実質的な支出だけではなく、出品作家への出品料や出演料(約20万円)、制作費(約50万円)も必要となります。特に本展は、異なる芸術ジャンルのアーティストが協働で試行錯誤を重ねて作品制作に取り組み、多くの時間を準備や調整に費やしています

 

 そこで今回、展覧会企画の目的と並走するように本クラウドファンディングでは「芸術従事者が抱える社会課題」に取り組みたいと考えます。

 

 芸術の分野に従事するアーティスト達は、社会的な活動の意義を担う一方で、無償で労働を提供することが慣習化している場合が少なくありません(「アートと労働」の関係については本展のWebページに掲載予定です)。そのため、アーティストの多くはキャリアを積む段階で、経済的な負担を強いられるだけでなく、才能の搾取をされる可能性がある事が指摘されています。

 

 このようなアーティストの無償労働に依存した芸術業界は、“持続可能”と言い切れるでしょうか。アーティストが不当な扱いを受けず、経済的に安定して創作活動を続けることができる環境を整備することが、アート業界の、そしてキュレーターである企画者本人の使命ではないかと考えます。

 

 上記のとおり今回の支援金募集は、芸術従事者が抱える社会課題(不当報酬・労働環境の不十分さ・芸術活動の持続への不安等)に取り組むために始めた事業です。

 

 アーティストへの支援を通じて、芸術業界の意識改革とともに、アーティストの創作活動に対する理解を深めるためには、社会全体の協力が不可欠です

 

 金銭的サポート以上の意義を含意する本クラウドファンディングに、一人でも多くの方にご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます!!

 

 

▼応援メッセージ

 

C.A.P.(芸術と計画会議)代表

築山 有城  様 より

 

~message~

多ジャンルのアーティストたちが共演・協働するだけでなく、芸術従事者たちが抱える社会課題をも人々に訴えかける本企画。取り巻く環境に愚痴を言うだけでは何も前には進んでいかないが、自分たちの持ちうるスキルを全て出し切り、少しずつでも現状を変えていこうとする真摯な姿勢を感じます。陶芸×映像×雅楽×コンテンポラリーダンスというユニークな取り合わせは果たして北野にどのような時間をつくりだすのか、純粋に興味を掻き立てられる。自身のメインフィールドである美術館から離れ、後ろ盾のない状態から本企画をつくりあげようとするキュレーター森田理美の覚悟を背景に、若々しくチャレンジングな本展開催を応援しています。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

※プロジェクト成立後、天災等やむを得ない事情(緊急事態宣言などコロナウイルスによる影響を含む)により展覧会が開催できなかった場合はご支援いただいた金額を返金いたします。

 

※伊阪 柊様、セシリア・コルゾ様、『天地空』様、増川建太様から画像掲載、名称掲載、リターンに設定することの許諾を取得しております。

 

展覧会ウェブサイト→https://body-and-spirituality-exhibition.studio.site

 

 

 

 

 

 

プロジェクト実行責任者:
森田 理美(Body and Spirituality展運営事務局)
プロジェクト実施完了日:
2025年6月5日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

5月23日(金)〜6月5日(木)に建築家・安藤忠雄氏の初期作品で知られる神戸KITANO THE MAGNETで、現代アートと陶芸、ダンス、雅楽がコラボレーションする展覧会「Body and Spirituality」展をします。異なる芸術のボーダー(境界/限界)を超え表現を追求するだけでなく、伝統芸能である雅楽や神戸の芸術文化への振興も目的としています。 今回の支援金募集は、アーティストやキュレーターといった芸術従事者が抱える社会課題(不当報酬・労働環境の不十分さ・芸術活動の持続への不安など)に取り組むために始めた事業です。資金は広報印刷物/広報費や会場費を含む運営費、またアーティストの制作に伴う必要経費や出品報酬や出演料等に充てられます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
必要金額と目標金額の差額は自己資金にて補填いたします。

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プロフィール

5月23日(金)〜6月5日(木)に安藤忠雄氏の初期作品で知られる神戸KITANO THE MAGNET(https://kitano-magnet.jp)で開催する展覧会に向け、作家およびキュレーション支援金を募集しております。 本展は「Body and Spirituality=身体と精神」をテーマに「映像×陶芸×雅楽×コンテンポラリーダンス」といった異色ジャンルの芸術を融合させ、新たな表現にアプローチする展覧会です。 異なる芸術のボーダー(境界/限界)を超え表現を追求するだけでなく、伝統芸能である雅楽や神戸の芸術文化への振興も目的としています。 今回の支援金募集は、アーティストやキュレーターといった芸術従事者が抱える社会課題(不当報酬・労働環境の不十分さ・芸術活動の持続への不安等)に取り組むために始めた事業です。 一人でも多くの方にご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

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リターン

1,000+システム利用料


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サポーターコース(1,000円)

特別なリターンはなく、ご支援をそのままプロジェクトへ充てさせていただきます。

申込数
3
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

3,000+システム利用料


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雅楽スティッカー&ファイル

本展限定の雅楽グッズ、楽器のスティッカーとファイルをお送りします。

申込数
8
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月

1,000+システム利用料


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雅楽スティッカー&ファイル

本展限定の雅楽グッズ、楽器のスティッカーとファイルをお送りします。

申込数
8
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年7月
1 ~ 1/ 15

プロフィール

5月23日(金)〜6月5日(木)に安藤忠雄氏の初期作品で知られる神戸KITANO THE MAGNET(https://kitano-magnet.jp)で開催する展覧会に向け、作家およびキュレーション支援金を募集しております。 本展は「Body and Spirituality=身体と精神」をテーマに「映像×陶芸×雅楽×コンテンポラリーダンス」といった異色ジャンルの芸術を融合させ、新たな表現にアプローチする展覧会です。 異なる芸術のボーダー(境界/限界)を超え表現を追求するだけでなく、伝統芸能である雅楽や神戸の芸術文化への振興も目的としています。 今回の支援金募集は、アーティストやキュレーターといった芸術従事者が抱える社会課題(不当報酬・労働環境の不十分さ・芸術活動の持続への不安等)に取り組むために始めた事業です。 一人でも多くの方にご支援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。

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