保護猫たちの環境改善と被災猫保護のための新シェルター開設にご支援を
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支援総額

5,619,000

目標金額 4,300,000円

支援者
324人
募集終了日
2024年10月31日

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2024年10月18日 09:12

飯舘村にポンタという犬がいました。

福光の家、菅藤です。

 

ポンタは仲良しのラッキーのお家に居着いていた子で、

 

2014年に菅藤が飯舘村の給餌場所をまわり始めた頃は、

 

車がやって来ると出てきて、

 

ラッキーと2頭で離れたところから

 

ボランティアがご飯を用意するのを待っていました。

 

 

 

ポンタは

 

飼い主さんがご高齢で自分で村に通う事ができないからと、

 

親戚の方にご飯をお願いして行った子でしたが、

 

子犬の頃から放し飼いで人懐こくはなく、

 

触れる人がいませんでした。

 

 


親戚のお家の近所のラッキーと仲良しで

 

ラッキーと一緒にご飯をもらっているのに、

 

ラッキーの飼い主さんにも近づきはしない。

 

 

そんなポンタの元に毎日通って

 

保護したいと決めたのは2016年の終わりで…

 


2017年には毎日通うようにしていて。

 

 

 

毎日通って10ヶ月もした2017年9月4日、

ポンタがはじめて私の手から直接おやつを取ってゆきました。

 

 

嬉しくて嬉しくてしょうがなかったのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、

 

おやつを手からもらってくれるだけで

 

一年経過しても触らせてくれる事はありませんでした。

 

 

人に近付かず、ひっそりと生活するポンタは

 

近隣の方も見守ってくれていましたが、

 

避難解除になり転機が訪れました。

 

 

 

 

ポンタが迷惑だと保健所に通報があったのです。

 

 

 

 

勿論、避難解除となり帰って来られて、

 

畑に糞があったりすればそうなる事も考えてはいました。

 

私達も何度も捕獲器を設置して、

 

ポンタを保護しようとしていましたが、

 

ポンタは捕獲器に入ってご飯を食べてくれずという状況が続いていました。

 

 

 

保健所が捕獲器の設置をして

 

うまくポンタ捕獲となった場合の引き取りの準備をしようと

 

当然なりました。

 

 

 

その頃には飼い主さんはお亡くなりになっており、

 

所有者は遠方に住む息子さんというカタチになっていたので、

 

息子さんと連絡を取って、ポンタの所有者を私にする許可を取り、

 

役場にも届けを出して(当時役場にもポンタの状況はお話していたのでスムーズに手続きはできました。)

 

 

しかし、保健所の設置した捕獲器にもポンタは入ってくれず、

 

私達が続けて捕獲器の設置を行う事で、保健所は撤収となりました。

 

 

 

ケージを置かせてもらったり、

 

捕獲器の入り口を固定して設置したりと

 

何をしてもポンタは入ってくれることはなく時が過ぎました。

 

 

 

 

こんなに距離が近くなっても、

 

ちょっと触ろうとすると距離を取られました。

 

 

2度、おやつを渡す時に鼻に触れる事ができましたが、

 

その翌日から警戒して暫く手からおやつを受け取らないと、

 

 

3歩進んで2歩下がるような状況がずっと続いて。

 

 

 

 

2022年8月8日、ポンタは突然姿を消しました。

 

 

その頃は給餌ボランティアの小山さんが

 

(私の他には小山さんの手からだけおやつをもらうようになっていました。)

 

毎日ポンタのところに寄ってくれていて、

 

ポンタも出迎える時間が決まっていました。

 

 

 

ポンタは全村避難時には成犬だった事から、

 

当時14歳は超えているのではとのお話で、

 

私達もどこかで動けなくなっているのではと毎日ポンタを探しました。

 

 

 

見つけられないまま時間だけが過ぎていって、

 

どうしても諦められず…

 

 


居着いているお家に一年以上、

 

捕獲器を置かせてもらいご飯を補充し続けました。

 

 

 

 

ねぇポンタ、私はポンタを抱きしめたかったんだよ。

 

毎日一緒に笑いたかったんだよ。

 


一人ぼっちでどこかでではなく、

 

人と毎日いるのが当たり前の生活をしてもらいたかった。

 

 

ポンタがあの場所でご飯やおやつを待っててくれるのが当たり前で、

 

今も吠えながら走って迎えに来てくれるような気がして、

 

通るのを避けてしまっているよ。

 

 

もっと他に保護する方法がなかったろうかと後悔ばかりするよ。

 

 

自由だったポンタは幸せだったんだろうかとずっと考えているよ。

 

 

 

 

 

ポンタの餌場は昨年冬前に撤去しました。

 

 

 

 

レスキューや保護が必ずうまくいくわけではない事も分かっています。


それでも後悔ばかりでずっと忘れられない子がいます。

 

 

 

 

 

ポンタの家族になりたかったんだよ。

 

 

 

 

 

リターン

3,000+システム利用料


3,000円の応援コース

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■お礼のメール

申込数
160
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年1月

10,000+システム利用料


10,000円の応援コース

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■お礼のメール

申込数
95
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