改めて、自分のことを紹介させていただきます

ワインとは何の関係もないと思っていた埼玉県で生まれ、工業団地と新興住宅地で賑わう狭山市で育ちました（戦前、もしくは大正時代からワインが造られていたという記述も）。

 

そんな僕はサッカーに青春を捧げた後、スポーツトレーナーを目指して渡米でしたが、オレゴン大学入学後すぐにジャーナリズム学部に編入・同学部を2001年に卒業（B.A.）。

 

社会人として初めて務めたのは日産自動車。海外業務アフリカ・イラン部に配属となりましたが、１年で辞表を提出。その後メディア業界に身を置くも、20代後半から飲食の道へ。

 

2009年に渋谷区神泉に「Soyokaze」という店をオープン。最初の頃からオレゴンワインは取り扱っていましたが、居酒屋的な店でした。その後、オレゴンワイン専門店「Soyokaze」に業態変更。 これがそもそもの始まりかも。自分が大学生時代を過ごしたオレゴンのワインが忘れられず、素人的な発想と自分の思いだけで「オレゴンワイン」に特化。そんなお店を続けていく中で、ワインにのめり込んでいく自分を今も覚えています（笑）

お店をオープンして5年にお客さんとの他愛無いとやり取りの中で「ソムリエなんて簡単ですよ」と言ってしまった…、やってしまいました…。

 

ここから地獄の日々の始まり始まり。某スクールの有名講師クラスに通うもちょー落ちこぼれ。営業と勉強。コンプレックスの塊の僕は、国内外のワイナリーを訪れてはワインを死ぬほどテイスティングしてきた。ソムリエなんかに負けない！と思いつつ、資格がない負い目も（笑）。

 

ソムリエの方々にここでお詫び申し上げる、と同時に、
だから、彼・彼女に勝つ、負けないためにも絶対やる！などと自分を鼓舞し続け、何とか2014年に一発で合格。

 

それから一年。もしかしたらワイナリーを訪れる中で、すでにその思いが芽生えていた、とも思います。だから店を閉め、2016年秋、世界各地のワイン産地を巡る旅で南アフリカも訪問。Adi Badenhorst（アディ・バーデンホスト）から「ここでワイン造れよ」と言われ、南アフリカでワインを造ることを決断したのかも。

 

追記
2017年にファースト・ヴィンテージを醸造。
その他にも
●翻訳『最高においしい自然ワイン図鑑』
 ●翻訳『イギリス王立化学会の化学者が教えるワイン学入門』

などなど。

ワインの魅力、人と人がつながっていく楽しさに日々感謝しながら、夢だけを見て生きている佐藤圭史です。