自分にできないことを、他の子にはしてあげようとするシニア猫

前の活動報告でもご紹介した通り、ジョーは重度歯周病の影響で口に違和感があり自分での毛づくろいができません。

だから放っておくと毛玉ができてしまいます。

でもそんなジョーが見せた意外な一面が。

口が痛くてよだれが止まらないから自分では毛づくろいをしないのに、他の猫に甘えられると控えめに毛づくろいをしようとします。

自分よりも他の子を優先させるその姿がとても健気で、本当に心優しい子なんだと思いました。

人間のことも大好きで、控えめに撫でられに来る子なので、きっと元の飼い主さんからたくさんの愛を受けたのではないかと思います。

当然撫でてもらえる、当然可愛がってもらえる。

シニア猫たちが捨てられてから、こんな風に思って身を預けてくれるようになるまで、一体どれほどの葛藤があったのかと思うと、それを乗り越えてまた人に愛されようとする健気な姿に胸が締め付けられます。

彼らの思いを裏切らないよう、真摯にこの活動に取り組んでいきたいと思います。