プロジェクト第１期・現地ワークショップのご報告

 

 

前回の新着情報でも報告させて頂きましたが、先月7日から27日にミンガヤメンバーでチャマンガに行き、現地ワークショップを通して地域工房の建設を行ってきました。

 

 

 

 

 

　

今回のワークショップの目標は、「地域工房の基礎となる場所づくり」でした。その一環として、ただ単に工房を作るのではなく、ミンガ（先住民ケチュア由来の協働作業の文化）という誰に対しても開かれた工事を行うことで、お互いのもつ知識や技術、作り方、価値観を学び合います。

　

　

工事には、チャマンガの若者や大工、ペデルナレス（近くの都市）の竹職人、キト（エクアドルの首都）の建築家や学生など、総勢50人以上の方たちが参加してくれました。

 

 

 

 

 

それぞれが異なるバックグラウンドを持つ中で、それぞれがかっこいいと感じるもの、面白いと感じるもの、それをとりあえずやってみる。一緒に作業したり話したりする中で、より良い方法があれば、それを学び実践する。そうやって、その場の判断でどんどんと物事が進んでいくような工事を目指しました。

 

 

 

 

 

 

このプロセスを通して、竹を割いて作ったファサードなど、これまでチャマンガにはなかった建築のアイディアが生まれ、少し異質だけどチャマンガの町に馴染んでいくような、そんな地域工房になったのではないかと思います。それと同時に、工事への参加を通じて、多くの人と地域工房という新たな場所やビジョンについて共有することができました。

 

　

 

 

 

 

改めまして、今回クラウドファンディングを通して、ご支援・ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。現在、リターンの制作・準備をしています。もうしばらくお待ち下さい。

　　

 

　

今後は第２期として、今年の９月を目処に、地域工房の運営の確立と、職のない若者や女性を軸とした地域工房の担い手の拡大に取り組んでいきます。まだまだ課題は山積みですが、一つずつ乗り越えて行きたいと思います。

 

 

 

両川厚輝

 

 

ミンガヤ

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