日本国外で研究に挑戦している研究者と家族を助成金でサポートしたい!

日本国外で研究に挑戦している研究者と家族を助成金でサポートしたい!

支援総額

3,062,000

目標金額 3,500,000円

支援者
100人
募集終了日
2021年3月31日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

 

ケイロン・イニシアチブは、研究者とその家族を支えるために活動しています

 

 

ケイロン・イニシアチブは研究者とその家族を支援するNPO法人です。

 

研究者に一番近い存在である家族。

しかし、育児や介護などさまざまな事情があり、研究キャリアの継続・留学への挑戦がむしろ家族によって妨げられてしまう「家族ブロック」の事例も少なくありません。 それにもかかわらず、これまでは研究者や研究自体への支援は行われてきたものの、家族までを含めたサポートは十分ではありませんでした。

 

そこでこの問題を解決すべく、NPO法人ケイロン・イニシアチブが設立されました。 私たちは研究者の家族が抱える問題を見える化し、課題解決のためのサステナブルなプラットフォームを構築していきます。 さらには家族をきっかけとして科学と社会を繋ぎ、日本の、そして世界のイノベーションを加速させることを目指しています。 

 

 

2020年、家族に関する懸念なく、研究者が安心して研究に打ち込んだり、留学の道を選択したりすることができる環境整備を支援するため、研究者の家族に向けた助成金制度「Cheiron-GIFTS (Cheiron Grant Initiative for Families enabling Tomorrow's Science:研究者家族留学支援イニシアチブ)」を創設しました。第1回目は5つの家族に対して支援を行うことができました。

 

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、研究留学を予定通り行えなかったり、すでに渡航されていた所から一時帰国を余儀なくされている研究者と家族もいらっしゃります。ただでさえ困難な状況の中、留学等に関する状況はより一層厳しさを増しています。

 

そんな状況の今だからこそ、研究者と家族の留学を少しでも応援したい。このような思いからCheiron-GIFTSという助成金制度を通して、より多くの家族を支援するために今回のクラウドファンディングに挑戦します。皆様、どうぞ温かいご支援をよろしくお願いいたします。

 

 

研究者の家族が抱えている課題

 

家族構成や留学する国が違えば問題もさまざま。私たちはこれまで本当にたくさんの、多岐にわたる、家族に関する悩みを耳にしてきました。実際の家族からの声を一部紹介します。

 

【ケース1】留学先での出産

夫がNYがんセンターへの留学をひかえている中、妊活のため休職中だった妻の妊娠が判明。慣れない海外生活での出産・子育てのことも、病院のことも全然わからない。その後の産休・産休明けのキャリアパスも悩ましい。一緒についていく?単身赴任?それとも留学あきらめる??

(夫: がん研究者(34歳)、妻: 看護師・休職中(36歳) )

 

【ケース2】シングルマザーの挑戦

母の助けもあってシングルマザーながらようやく博士号を取得。教授からシンガポールへの留学を勧められた。今後も研究者として頑張りたい。でも、初めての海外で一人で子どもの世話は大変。母もそう何度も来てくれないだろうし…

(免疫学研究者 (33歳 女性)、母 (60歳)、息子 (2歳)と3人暮らし)

 

【ケース3】子どもの教育・受験

ノーベル化学賞を輩出したストラスブール大学への留学を目指す夫。学会でうちに来てみないかと声をかけられたのはまさにその大学の教授だった。問題は、学生結婚で生まれた長女の中学受験。長男も小学校入学を控えていて…

(夫: 化学研究者 (31歳)、妻: 教員 (31歳)、子供: 娘 (10歳)・息子 (6歳)​ )

 

このように研究者自身が家族に関する悩みを抱えていたり、家族自身が課題を感じている点は多くありますが、その悩みに応えたり、支えたりする団体はほぼないという実情があります。

 

 

 

「研究者家族」に支援の焦点を当てたアプローチ

 

ケイロン・イニシアチブでは、研究自体や研究者に焦点を当てたこれまでの支援制度とは異なり、私たちは家族に支援の焦点を当てるというアプローチで、日本の科学や研究の発展を後押しすることを目指して活動しています。

 

具体的には、大きく3つの柱を軸とした活動を行なっています。

 

【1】研究者の家族に向けた助成金制度 Cheiron-GIFTS 

 フェローシップや研究費ではカバーしきれない家族の生活やキャリアをサポートするため、研究者の家族自身が応募できる助成金制度を立ち上げました。

 

【2】研究者の家族に向けた情報発信

 国内外でさまざまな問題に直面し、乗り越えてきた家族の実体験をウェブサイト・SNSで発信しています。また、国や課題別のお役立ちリンク集のページなども設けています。

 

【3】 研究者の家族に向けた外部連携 

 できるだけ手厚い支援を提供できるよう、研究者を支援する団体、家族を支援する団体の両方向との連携を進めています。コロナ禍において直接の連携が難しくなる中、海外日本人研究者ネットワーク (UJA) と連携し、世界で初めて研究者と家族が参加した仮想現実空間での国際サイエンスフォーラムを開催し、アバターによる贈呈式を行いました。

 

 

 

今回のプロジェクト:Cheiron-GIFTS助成金で研究者家族をサポート

 

2016年時点で、日本の研究者数は84万7100人で、 1世帯あたり約2.38人いるという調査結果があります。単純計算すると約200万人の研究者家族が日本にいることとなります。

 

しかし、育児や介護などのさまざまな事情によって、研究キャリアの継続や留学への挑戦が家族によって妨げられてしまう「家族ブロック」の事例も少なくありません。また、これまでは研究者や研究自体への助成金制度はあったものの、家族を含めた経済的支援は十分ではありませんでした。

 

このような経緯から、研究者の家族自身が応募、活用することができる助成金制度「Cheiron-GIFTS」を新たに立ち上げ、2020年は「研究者の家族の海外でのキャリアパスの問題」を支援テーマとして募集しました。北アメリカ31件 (アメリカ29件、 カナダ2件)、ヨーロッパ8件 (イギリス3件、フランス2件、ドイツ2件、スイス1件) の計41件応募があり、最終的に5家族の提案を採択しました。

 

昨年採択されたご家族

 

提案の内容は多岐にわたり、どの研究者家族もそれぞれに切実な問題を抱えていることが明らかとなりましたが、資金に限りがあり5家族に絞って助成金を給付せざるをえませんでした。

 

今回のクラウドファンディングプロジェクトでは、今後さらに多くの研究者家族に経済的支援が行き届くよう、2021年以降のCheiron-GIFTS助成金に活用する資金を調達したいと考えています。

 

2021年は昨年のテーマに加え、研究者の親に帯同して海外に暮らす子どもに焦点を当てた支援テーマを設け、より幅広い悩みに対してアプローチできるよう準備を進めています。

 

今回のプロジェクトについて

 

■目標金額:350万円
■目標金額の使途および実施する内容:研究者の家族を支援するための留学支援助成「Cheiron-GIFTS」を推進するために活用させていただきます。

 

※本プロジェクトは、期日までに集まった支援総額に応じて、実行内容や対象者数の規模を決定します。2021年の公募は4月1日から30日に行い、採択された家族には同年夏に贈呈式を、2022年夏に助成金を用いた活動報告を行なっていただく予定です。
2022年7月31日までに実行者NPO法人ケイロン・イニシアチブが研究者の家族を支援するための留学支援助成を行ったことを以ってプロジェクトの実施完了となります。

 

助成先の選定方法については、以下Cheiron-GIFTS2020の公募要領より抜粋いたします。

なお、その年度ごとに方法が変更になる場合がありますので、詳細については当法人のウェブサイト より公募要項をご確認ください。

 

■助成対象について

・日本国外の大学、研究機関及びこれに準じる施設に所属、又は所属しようとしている研究者に帯同する「家族」 (研究者自身を含む) であること

・上記研究者 (学生や大学院生を含む) が、基礎科学 (生命科学、生物科学、数理科学、地球/宇宙科学等) の分野や先端技術 (エレクトロニクス、バイオ/メディカルテクノロジー、材料科学、情報科学等) の分野、思想・芸術 (音楽、美術、映画・演劇、思想・倫理等) の分野で、世界で活躍し日本を主導することを目指していること

・その他の項目については公募要項をご確認ください。

 

■助成における選考方法

・当法人の外部顧問及びメンバーを含む選考委員会において、応募フォームの書面審査等により行います。

・次の内容を選考の際に勘案します。

(1) 翌年の報告会にてCheiron-GIFTSによる一定の成果を報告できる提案となっていること   
(2) Cheiron-GIFTSで着手できる現実的なタイムラインとなっていること

(3) 留学中の家族のあり方についての、申請者家族としての理想を提示していること

・また、世界で活躍する研究者とその家族を支援するという当法人の趣旨に則り、研究者自身が個人又はグループで、公的機関及び他の財団から研究留学等に関する助成を受けている又は受けることが決まっている場合、優先的に選考いたします。

・なお、応募フォームに記載の内容は個人情報保護法を順守し、予め同意をいただいている活用方法を除き、本選考以外には使用しません。

 

 

研究者とその家族を支えることで、研究の発展につなげていきたい

 

私たちケイロン・イニシアチブは、サイエンスと社会全体、また研究者と一般市民を繋ぎ、世界にイノベーションを起こすという未来を描いています。1人の研究者、1つの研究だけでは世界にイノベーションを起こすことができないかもしれませんが、社会の中のあらゆる立場、あらゆる職業の人の視点が少しずつでもサイエンスに加わっていったなら……。それは大きな波となって革新をもたらすことができると私たちは信じています。

 

この壮大な計画の第一歩として、まずは社会の中で最も研究に近いところにいる「研究者の家族」をサポートすることで科学の発展を後押ししていきます。そして、家族を起点として社会の誰もがサイエンスに参画することができるような仕組みを広げていきたいと考えています。

 

研究者の家族を支えるための一歩として、皆様、どうぞご支援、ご協力をお願いいたします。

 

 

 

メンバー紹介

 

※仮置きです

ケイロン・イニシアチブのメンバーは世界各国で生活しているため、実はまだ全員が物理的に集まったことがありません。時差や本業の仕事がある中、国や職業も多様なメンバーがそれぞれに協力しあって運営しています。

 

理事長:足立春那

(研究者の家族/早稲田大学教育学部教育学科卒/チーズプロフェッショナル/ストラスブールから帰国)

 

副理事長:足立剛也

(医師/医学博士/皮膚科専門医/アレルギー専門医/難病指定医/難病患者家族/国際的研究助成機関に勤務後、ストラスブールから帰国、京都府立医大特任講師)

 

専務理事 :貝沼圭吾

(医師/医学博士/小児科専門医/元厚労省医系技官/ハンドボール女子ユース日本代表チームドクター)

 

理事・監事

・大場郁子

(科学誌「nature」を出版するシュプリンガー・ネイチャー Director/日経サイエンス取締役)

 

・Alexandre Dupuis

(フランス・ストラスブールにて日系企業フランス支部ディレクターを勤めた後、現在家族とともに日本在住)

 

・大原彩衣

(薬剤師/東京理科大学薬学部卒/元 日本医療研究開発機構主幹)

 

・早野元詞

(慶應大学医学部特任講師/㈱坪田ラボCSO/(一社)ASG-Keio代表理事/UJAW.Inc Board member)

 

・徳田昭夫

(公認会計士/早稲田大学理工学部数学科卒/同理工学研究科数学専攻修了/元EY新日本有限責任監査法人)

 

・中山照章

(P2P連携型決済プラットフォームMJC代表取締役/早稲田大学商学部卒)

 

・水野宏洋

(星ヶ丘グループ代表取締役社長/ストラスクライド大学大学院MSc修了/慶應義塾大学商学部卒)

 

 

留意事項

 

・本プロジェクトはAll-in形式のため、目標金額の到達有無にかかわらず当該活動を行います。

 

・本プロジェクトは目標金額の達成有無にかかわらず、支援をした時点で申し込みが確定し、その後のキャンセルはできませんのでご注意ください。

・本プロジェクトへのご支援は税控除の対象となりませんので、ご了承ください。

・なお、ご支援後に上記情報を変更することはできず、アカウント情報を変更した場合でも、ご支援時に入力したお届け先の宛名と住所は変更されません(個別にご連絡いただかない限り、原則としてご支援時に入力いただいた宛名と住所にリターン品をお送りさせていただくことになります)のでご注意ください。


・支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトの支援獲得のPRのために利用させていただく場合があります。

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プロフィール

研究者とその家族を支援するNPO法人です。 研究者だけでなくその家族も応募できる助成金制度の運営や、留学に役立つ情報発信、研究者支援団体・家族支援団体との連携などのを通してサポートを行なっています。

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リターン

3,000


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感謝のメール

・感謝のメール

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


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感謝のメール・活動報告書

・感謝のメール
・活動報告書

※感謝のメールは2021年9月ごろの発送予定です。

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月

3,000


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感謝のメール

・感謝のメール

申込数
34
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年9月

10,000


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感謝のメール・活動報告書

・感謝のメール
・活動報告書

※感謝のメールは2021年9月ごろの発送予定です。

申込数
32
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年7月
1 ~ 1/ 12

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