嬉し涙なんでいつぶりだろう…

週末の嬉しかった話しを少し。

 

 

私が去年、日本に帰国している半年の間に、ピアスとか主に小物を作ってくれていた職人（ママサム）の家族が、アジョウンを離れていました。

 

理由は、夫の借金。

 

借金まみれになって、この街に居づらくなって、逃げるように出ていったそう。

 

電話番号もしょっちゅう変更されて、こっちからは連絡とれない。
たまーに、元気？ってかかってくる電話で、引越し先を聞いても、借金のせいで、答えてくれない。
そんな状況が続いてたみたいです。

だから、もうその家族とは一生会えないよ、りほ諦めな、ってアジョウンのみんなには言われてました。

 

でも、アトリエにいて、ふとした瞬間思い出すのはママサムと子どもたちのことで、私の中での会いたい気持ちはどんどん大きくなっていました。

 

日本に、会いたい人探してくれるテレビ番組みたいのなかったっけ？
ベナン中の学校の生徒の名簿手に入れば、住んでる場所分からないかな？
などなど、本気で探し出す方法を考えていた日々！

 

 

そしてついに先週の金曜日、私がベナンに戻ってきてから、初めて、彼らから電話が‥！！！
電話をかわってもらって、電話越しにママサムの声を聞いて涙が止まりませんでした。

 

でも、そのおかげで？私の会いたい気持ちが本気だと伝わったようで、住所を教えてくれました！！

 

アジョウンから、首都と経済首都を通り越してずーっと先に行った田舎町。
訪問することを許してくれた夫の気が変わったら困る！と思って、電話の次の日にさっそく会いに‥！！

 

そこは全然聞いたこともない地名で、私も一緒に行ったベナン人の友人も分からなかったから、全然反対方向に行ってしまったり‥
真っ暗闇の中、田んぼ道をバイク3ケツで通ったり‥

 

結局着いたのは、夜20時過ぎ。

 

バイクを降りた場所に迎えに来てくれていたのは夫。
そして開口一番『奥さんと子どもたちは、首都にいる。ここは、俺の第二婦人の家だから、彼らには明日会いに行こう！』

 

は？！！！！

 

あなたに会いに来たんじゃありません。。。
私も友達も、相変わらずな夫に、呆れてキレることすらできませんでした。

 

とりあえずその家で休んでからどうするか考えようと、家の敷地に足を踏み入れたら‥

 

真っ暗闇の中、誰かが突進してくる‥！！！！

 

だれ？！
見えない！！
でも私の名前呼んでる‥！！！

 

『ママサムだー♡♡♡』

 

まんまと夫に騙されました。笑

 

第二婦人なんていなくて、ママサムも子どもたちもみんなちゃんとその家に住んでました♪

 

疲れ切ってた中でのサプライズ。
一生会えないと思ってた人たちとの再会。

 

みんなでこれでもかってくらい抱きしめ合って、泣きまくりました。笑

 

電気ないから真っ暗で、次の日の朝明るい中で彼らを見るまで、夢をみてるみたいだった‥

 

その日の夜ご馳走してくれたご飯も特別おいしくて、息子のサムと蚊帳の中で寄り添って寝て、
幸せ過ぎる週末でした。

 

遠すぎるから、今後また一緒に仕事をするのは難しいけど、こうやって、たまに会いながらずっと繋がり続けたいなと思う、そんな家族です。（夫は除く！）