「空の架け橋」で高知を守る!近森病院、南海トラフ災害対策にご支援を

「空の架け橋」で高知を守る!近森病院、南海トラフ災害対策にご支援を

支援総額

13,241,000

目標金額 10,000,000円

支援者
196人
募集終了日
2025年7月31日

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プロジェクト本文

【プロジェクト達成の報告と御礼】

 

私たちが取り組んでまいりましたクラウドファンディング「空の架け橋プロジェクト」は、皆さまからのご厚意により、目標金額である1,000万円を超えるご支援をいただき、無事達成いたしました。

 

この挑戦を通じて、私たちは“地域とともにある病院”であることを、あらためて実感いたしました。お一人お一人のご支援は、単なる資金にとどまらず「高知を守りたい」「未来に備えたい」という皆さまの想いそのものであり、私たちにとって何よりの励ましとなりました。南海トラフ地震に限らず、あらゆる自然災害においても災害拠点病院として診療機能を止めることなく命を守る責務を果たしてまいりたいと考えております。

 

そのような私たちの思いに、皆さまが力を添えてくださったことに心より深く感謝申し上げます。どうかこの機会に、災害への備えの大切さに少しでも関心を寄せていただけたら嬉しいです。そして、高知の医療の未来を一緒に守っていけたら—これほど心強いことはありません。

今後とも変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

令和7年8月1日

社会医療法人近森会 近森病院

理事長 入江 博之

 


 

 

 

 

目次
01:南海トラフ地震と津波浸水の脅威 04:プロジェクトへの想い
02: 近森病院の役割と使命    05:プロジェクト責任者より支援者様へ 
03:建設プロジェクトの目的     06:ご支援に関する内容と資金使途

 

 

「待ったなし」の危機

南海トラフ地震と津波浸水の脅威

 

高知県は、今後30年以内に発生する確率が80%といわれる「南海トラフ地震」の被災想定県であり、最大クラスの地震では死者4万人を超える甚大な被害が予想されています。

 

医療においても、太平洋に面した立地から県内の多くの医療機関が津波による浸水のリスクを抱えており、近森病院は災害拠点病院でありながら、最大2m程度(建物1階部分が水没)の浸水が想定される高知市中心部に位置しています。

 

 

この浸水は、周辺道路も含め広範囲で数日以上続くと想定されており、院内に残された患者さんやご家族、職員など最悪の場合1,000人を超える規模が建物内に留まることを強いられ、外部からの支援が届くまでの期間は院内にある物資で生き抜かなければなりません。

 

他県も含めた大きな混乱の中、外部からの支援がいつ当院へ届くのか。行政などで様々なシミュレーションが行われているものの、確実な保証はありません。

 

 

 

近森病院の役割と使命

 

 

近森病院は、病床数489床を有する高度急性期病院です。1946年の創立以来、長きにわたり「救急の近森」として高知の皆様に認知いただきながら、24時間365日多くの患者さんに救急医療・高度医療を提供してまいりました。

 

救命救急センターとして2024年度実績では年間約6,900台の救急搬送を受け入れ、新入院患者数のべ11,000人、外来患者数のべ139,000人など高知県の急性期医療における基幹的役割を担っています。

 

 

そして、県内で大きな災害が発生した際に救護病院などで処置が困難な中等症以上の患者さんの収容、ならびに医療救護活動への支援を行うための災害拠点病院にも指定されており、災害対策委員会を中心に院内の体制づくりや訓練に注力しつつ、DMAT(災害派遣医療チーム)による被災地への医療支援も長年にわたり積極的に行ってまいりました。

 

 

 

建設プロジェクトの目的

 

院内に残された皆さんの命を守るために、浸水を避けられる高層階へ医療資材や水、食糧などをできるだけ備蓄することが重要な対策ですが、保管スペースや補助金制度の限界もあり、少しずつ進めざるをえない状況となっていました。    

 

そこで今回、老朽化した立体駐車場1棟を解体することをきっかけに、その跡地に空中通路および6階建ての新棟を建設して災害対策を大きく進めるプロジェクトを実施することを決定しました。

 

 

 

本プロジェクトの大きな目的は、2つあります。

 

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1.空中通路を新棟~北館の間に設置し、各建物を一体化する

 

近森病院の各建物は公共道路(市道)を挟む形で建っており、津波浸水時にはこれらを隔てて各建物が孤立してしまうことも大きな課題でした。2014年に本館と外来センターの間に1本目の空中通路を設置できましたが、本館と同じく入院病棟を有する北館・総合心療センターとの間には設置できていませんでした。

 

【現状】

 

今回、新たに建設する新棟(薬剤棟)と北館のそれぞれ3階部分をつなぐ形で空中通路の設置が認められました。

 

薬剤棟は本館と接合する形で建設されますので、完成後には本館と北館・総合心療センターが一体化されることとなり、被災時には空中通路を通じて患者さんや職員、物資の移動を行うことが可能となります。

 

さらには備蓄品の貯蔵についても、北館・総合心療センターの空いていたスペースを本館の患者さん・スタッフのために活用できることとなり、備蓄量を大幅に増やすことができます。

 

この空中通路はまさに「空の架け橋」として、浸水対策に大きな役割を果たすことが期待されます。

 

【完成後】

 

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2.本館1階にある薬剤部を新棟の4階~6階へ移設する

 

現在の薬剤部は既存棟の本館1階にあり、患者さん向けの薬剤や点滴、消耗材料が貯蔵されています。

 

     

 

     

 

地震発災時には津波到達までにこれらをできる限り上の階へ運搬する必要がありますが、特に夜間帯はスタッフ1~2名の当直体制であり、十分なマンパワーがありません。常時400名ほどの入院患者さんを想定して最低限の必要薬剤を確保するには、これらをあらかじめ上層階へ貯蔵し、津波のダメージを受けないことが大変重要です。

 

新棟(薬剤棟)の4階以上へ移設させることでこの問題が解決し、さらには院内での薬剤運搬の効率化にも寄与することが期待されます。

 

 

プロジェクトへの想い

 

もしも当院が南海トラフ地震を乗り越えられなければ、高知県の急性期医療・災害医療体制は大きく崩れてしまうことが予想されます。救えるはずの命が救えない、そのような未来は何としても避けなければなりません。

 

高知県のために、地域の皆さんとともにこの未曾有の災害に立ち向かい、医療を提供し続けることが私たち近森病院に与えられた最大の使命だと考えています。

 

今回このプロジェクトの趣旨を広く知っていただきたいという想いから、クラウドファンディングを利用させていただくことを選択しました。

 

全国の皆さん、どうか多くの力をお貸しいただけないでしょうか。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

プロジェクト責任者より支援者様へメッセージ

 

 

〜災害に備え、未来への一歩を、あなたと一緒に〜

 

高知県の皆さま、そして地域医療の大切さを共に考えてくださる全国の皆さまへ。

はじめまして。近森病院の理事長、入江博之です。

 

私たちが暮らす高知県では、近い将来、南海トラフ巨大地震の発生が予測されています。災害が起きたその時、災害拠点病院である私たちの病院がしっかりと機能し、地域の命を守れるのか——この問いに、私は日々向き合っています。

 

現状のままでは、災害時に命をつなぐ薬剤が津波の被害を受けて使えなくなる恐れがあります。また、病棟間の移動が困難になると、医療スタッフが患者さんのもとへ駆けつけられなくなってしまいます。「本当にこのままでいいのか」そんな危機感から立ち上げたのが、今回の『空の架け橋プロジェクト』です。

 

このプロジェクトでは、本館と北館をつなぐ“空中通路”と、津波の浸水を避けられる“薬剤棟”を急性期病院の中心部に新設します。これにより、災害が発生しても薬剤を安全に保管・提供でき、より大きな備蓄スペースへのアクセスが可能になり、医師や看護師が病棟間を行き来し、患者さんを守るための道が確保されます。

 

この橋は、単なる建物ではありません。それは、「災害時に命をつなぐ道」——未来を守るための希望の架け橋です。

 

今回、この取り組みに必要な費用の一部として、クラウドファンディングで1,000万円を目標にご支援を募ることにしました。

 

5,000円からご参加いただけますので、「少しだけでも力になりたい」と思ってくださる方がいらっしゃれば、本当に心強いです。

 

ご支援いただいた方には、病院見学ツアーやオリジナルグッズさらに寄付者ネームプレート掲示などをご用意しています。けれど、何よりも大切なのは、「自分が高知の医療と命を支える一員になれた」という想いを共有できることだと、私は信じています。

 

災害はいつ起きるか分かりません。けれど、その日が来る前に、できることがあります。

「もしもの時、この橋が誰かの命を救う」

そう信じて、私たちは準備を進めています。

 

どうかこの機会に、災害への備えの大切さに少しでも関心を寄せていただけたら嬉しいです。そして、高知の医療の未来を一緒に守っていけたら——これほど心強いことはありません。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 令和7年5月吉日

 社会医療法人近森会 近森病院

 理事長 入江 博之

 

ご支援に関する内容と資金使途

 

■第一目標金額:1,000万円

 

■ご支援の使いみち:

 新棟および空中通路(新棟~北館間)の建設事業費

 クラウドファンディング手数料

 

■プロジェクト実施スケジュール

 2025年6月着工 ~ 2026年6月完成予定

 (進捗状況により、スケジュールが前後する可能性がございます)

 

※本プロジェクトはAll in形式となります。

 支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、自己負担するなどして、必ず予定していた規模の実施内容の通り実行致します。

 

 

ご留意事項

 

・ご支援の前に、READYFOR利用規約(https://legal.readyfor.jp/guidelines/others/terms_of_service/)を必ずご一読ください。ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。ご支援に関するご質問はヘルプ・お問い合わせ(https://faq.readyfor.jp/)をご覧ください。

 

・本プロジェクトでは、必ずしもスケジュール通りに進行できるとは限りません。大幅な変更が生じる場合にも、活動報告などを通じてお知らせしながら、皆様のご支援を大切に活用して関連する活動を継続いたします。

 

・ご支援のお手続き時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

・リターンの性質などに鑑み、当方の判断でご支援をお断りする場合がありますので、あらかじめご了承下さい。なお、この場合、理由に関するお問い合わせには応じかねます。

 

・本プロジェクトのギフトのうち、【お名前掲載】に関するギフトの条件詳細については、こちらのページの「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。

プロジェクト実行責任者:
入江博之(社会医療法人近森会)
プロジェクト実施完了日:
2026年6月30日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

社会医療法人近森会が、空中通路と薬剤棟1棟を建設します。いただいた支援金は、全額を建設事業費に充当させていただきます。

リスク&チャレンジ

プロジェクトに必要な金額と目標金額の差額について
いただいた支援金以外の費用は自己資金にて対応いたします。

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プロフィール

高知県高知市にある社会医療法人です。 救命救急センター・地域医療支援病院・災害拠点病院である近森病院をはじめ、近森リハビリテーション病院、近森オルソリハビリテーション病院、近森病院附属看護学校を運営しています。

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リターン

5,000+システム利用料


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5,000円コース

・御礼状(メールでの送信)

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年7月

10,000+システム利用料


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10,000円コース

・御礼状(メールでの送信)
・READYFORページへご芳名掲載(希望者のみ)

申込数
80
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年7月

5,000+システム利用料


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5,000円コース

・御礼状(メールでの送信)

申込数
56
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年7月

10,000+システム利用料


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10,000円コース

・御礼状(メールでの送信)
・READYFORページへご芳名掲載(希望者のみ)

申込数
80
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年7月
1 ~ 1/ 10

プロフィール

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