丑三つ時に、猫来る！

この土日は、

終電が終わるとともに、ボランティアが某駅前に集結。

車には捕獲器を積んだボランティア。

私、古川もヒートテックを3枚着込んで現場に行きました。

 

なぜ、こんな真冬の深夜に出動したかと言うと・・

 

ここは、千代田区内で唯一といっていい繁華街、乗降客が１日平均５０万人を超えるＪＲ駅の改札から徒歩３０秒の場所です。

 

 

人通りが絶えない場所のため、猫がでてくるのは深夜1時頃から早朝6時頃までなのです。

 

張り込んでいると姿を現しました。只今、深夜1時過ぎ。

 

 

話は11月3日にさかのぼります。

１本のメールが届きました。

駅前に5匹の猫がいる。子猫もいる。

目撃者は、お仕事帰りで駅前にて深夜1時頃の目撃でした。

 

正直なところまさか？と思いましたが、

確かに人通りのなくなった繁華街を5匹の猫たちが走っている写真でした。

 

衝撃！

 

千代田区でここまでの繁殖が起きているのは数年ぶりのことでした。

 

すぐ近くは日本一幅が広く交通量の多い幹線道路。猫たちが車に轢かれる可能性があり、危険な地域です。

 

保健所と当会で連携・協力してリサーチし、地域とのコミュニケーションをはかって、猫たちの存在を確認。８台の捕獲器を設置し、いっきに６頭を保護しました。

 

連携する動物病院に搬送後、推定の年齢と性別が伝えられます。

生後４カ月が3頭、1歳が2頭、3歳が1頭。

 

なんと、この子たちを産んだ母猫が捕まっていない・・・

これでは、また繁殖を繰り返すだけ・・・

 

母猫の捜索を後日、続けましたが、全く手がかりがありませんでした。

 

そして、運命の(？）12月17日。

以前、通報いただいた人、そして今回は別の方からも2匹の目撃情報が届きます。

 

「あの場所に2匹います」

 

これは、絶対にあの子たちの母猫のはず！

ボランティアの深夜の集結となったのでした。

 

土曜日の午前3時頃、三毛猫を保護（結果として母猫でした）。

 

日曜日の午前1時半頃、この子たちに給餌をしてきた方のご協力のおかげで無事に黒白猫を保護。このご協力者の手は流血の惨事でした。

 

この繁華街、交通量、では、猫たちは外で生きることはできません。

人馴れしていない大人の猫であっても、たとえ時間がかかっても譲渡に向かいます。

 

 

 

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