朝一に緊急レスキューで飛び出す！助けて！痛いよ！

朝いちばん、千代田保健所に相談が寄せられました！

大手町の害虫駆除業者からでした。

「ハクビシンを捕まえるために捕獲器を設置したら、猫が入ってしまった。怪我をしているのか出血している」とのことでした。

 

▼捕獲器に入っていたのは耳先カットありの黒白猫さん。前肢を負傷しているようです。

 

ちよだニャンとなる会の香取と保健所職員が現場の常盤橋地区に駆けつけました。

交通事故で一刻を争う状態だと思ったからです。捕獲器の中の黒白の猫ちゃんは元気そうな様子でしたが、前肢から出血していました。捕獲器の中で暴れて、爪を怪我してしまったのでしょうか。

 

▼香取が黒白猫さんの耳先カット等、全身の状態を確認。隣接する中央区のボランティアさんがご存知の子と思われます。

 

この地区では、超高層複合施設・常盤タワー（地上４０階・地下５階）の建設計画が進み、昨年６月に工されたばかり。７，８年くらい前までは公園に「地域猫」数頭が住んでいて、隣接する中央区のボランティアさんたちのサポートのもと、ホームレスの人たちが猫たちのためにお布団も持ち込んでお世話していました。

再開発が進むなかで居場所を失い散り散りになった地域猫たちを中央区と千代田区のボランティアが連携・協力して保護していたのでした。

 

▼協力動物病院の赤坂動物病院にて、柴内晶子院長先生に保健所職員と香取が仮称・トキワちゃんを託しました。

 

今日の黒白猫さんは、仮称「トキワ」ちゃんとします。

他の地域猫さんたちが次々と保護される中、トキワちゃんは工事現場等に取り残されてしまい、高架下などで生きのびてきたのでしょうか。そのまま協力動物病院の赤坂動物病院に搬送しました。ひとまず隔離室に入り、少し落ち着いてからの診察となります。