アブイ・チタ村のサッカーボール

子どもたちは、いつでもどの国でも遊びを求めています。ガーナに限った話ではなく、アフリカでもっともポピュラーな遊び・娯楽をみなさんはご存知でしょうか。

それはサッカーです。ルールもわかりやすく、広場とボールさえあればできるサッカーは、たとえ農村部のアブイ・チタ村でもその人気は変わりません。しかし、そこで使われているボールは日本のものとは違っていました。

（実際にアブイ・チタ村で使用されているボール）

荷物を入れる麻袋のようなものを丸めてネットで包んだだけの簡素なそれは、日本にある「サッカーボール」とは大きく異なるものでした。

すでに壊れかけのボールですが、過去に何度も壊れて、その度に作り直しているのが容易に想像がつきます。彼らのサッカーに対する思いと、その場にあるもので代用する発想に衝撃を受けました。

我々はアブイ・チタ村に学校だけではなくサッカーができるグラウンドも作ります。そのグラウンドで村の子どもたちが元気よくサッカーをする姿を見ることも、我々の大きな楽しみの一つになっています。

（元気よく「サッカーボール」で遊ぶ子どもたち）