応援メッセージ　『不登校新聞』編集長　石井志昂さん

　昨年、小中高生の自殺が過去最多を記録しました。今年、そのペースを上回る小中高生の自殺が発生しています。統計上、もっともリスクが高いのは夏休み明け前後です。そう考えると、今年の夏ほど「＃学校ムリでもここあるよ」が必要がときはありません。いまこそ、注意喚起が必要であり、学校が無理だった場合の「その先」への情報発信が必要な時期です。

　私は中学２年生で不登校になりました。「もうダメだ、人生は詰んだ」と悲観する一方で、兆しが一つありました。それは「不登校になったら、フリースクールがある」という情報があったことです。フリースクールを知らない人も多いかと思いますが、そこは、学校で傷つき苦しんできた人を受け入れるため、多くのスタッフが全身全霊で子どもに心血を注いでいる場です。私はフリースクールに出会って救われました。もちろん、フリースクールに合わなかった人もいます。 　

　大事なのは、選択肢が学校外にあるということを具体的に示すこと。シェアできる情報があることです。「＃学校ムリでもここあるよ」を私は応援します。ぜひご支援もいただければ、お願いいたします。

『不登校新聞』編集長　石井志昂