5/11.5/12こどもまんなかテラス報告2

初日は５月とは思えない強い日差しの中での開催でした。翌日は日も少し和らぎ、気持ちの良いテラスの風を感じながらのイベントとなりました。

 

トークライブでは、こども家庭庁が「こどもまんなか」という言葉を使い始めるずっと前から、こどもまんなかを保育現場で実践したきた先生方、そして、自治体やその他の民間で様々な活動を進めてきた方々が、こどもまんなかについて多様な切り口から語り合うというトークライブですので、客席には保育関係者、行政の方、が占めていました。

 

ただ、このテラスでそんな方々にお話をしていただくのには別の目的がありました。

 

保育や教育の現場では、大きく考え方も変わりつつあり、現場の先生方は情熱を傾けて学びを続け、保育・教育の質の向上に取り組んできていました。

でも、それが十分に社会に伝わっていたか？　と言われれば、そうではなかったと感じています。

 

このトークライブの真の目的は、保育・教育の現場での学びや、こどもまんなかに向けての取組に情熱を傾けている方々の生の声を外に向けて発信することでした。

 

とは言え、専門用語が並ぶ難しい話に一般の来場者が耳を傾けてくれないだろうということで、対話形式のトークに、飲める方はアルコールもOKで、熱さをゆるさで多少カバーしながら通りすがりの人にも立ち止まって話を聞いてもらいたいというものでした。

 

 

トークライブが始まると最初は、毎回、席は関係者ばかりで埋まっていますが、話が熱を帯びるに連れ、一般のご来場者の方が立ち止まって耳を傾けたり、ベンチに腰掛けてメモを取りながら話を聞き始める方もいらっしゃいました。

 

特に嬉しかったのは、こどもたちの乱入です。

 

こどもがステージ前の最前列に腰掛けたり、自分が通っている園の先生を見つけて近寄ってきたり、さらにはおじいちゃんと思われる男性の手を引いて、席に座ってくれたり、保育研修会やセミナーでは起こらないような光景がいくつも目にすることができました。